【無料記事】【記者会見 J1第19節 C大阪－福岡】「バランスを加えてゴール前に迫ったがゴールを奪いきれなかった」／小菊昭雄

2023年07月01日 5時58分　
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2023明治安田生命J1リーグ 第19節
日時：2023年6月30日（金）19:03キックオフ
会場：ヨドコウ桜スタジアム／11,786人
結果：セレッソ大阪　０－１　アビスパ福岡
得点：［福岡］ルキアン（22分）

◎小菊昭雄監督（Ｃ大阪）；
Q:試合を振り返って
「お疲れ様です。リーグ２連勝ということで非常に良い流れできていた中で、３連勝して一気に順位を上げたかった。そして前半戦を引っ張ってくれた選手たちにアクシデントが数名出た中で、非常に良い準備をしてくれていた選手たちが代わりに出てで、チャンスを得た選手が躍動した中で勝ちたかった、勝たせてあげたかった、そういったゲームで、非常に前半の失点が重くのしかかったなと思います。そういう中で、やはり相手の強固なブロックに対して、特に前半は少しポケットやニアゾーン、相手の嫌がるスペースへのランニングが少なくて、自分たちのボールは保持してるんですけれども、なかなかそういったスペース、もしくはキーパスを入れることができずに、ボールを保持した時間帯が続いた。その中で後半は嫌がるスペースへのランニングを徹底してくれた。そして中央とサイドの攻撃のバランスも加えながらゴール前まで迫ったんですけれどもゴールを奪いきれなかった、そういったゲームだったというふうに思っています。（それを解決するためには）回数を増やしていく、そしてこういった強固な守備でゲームをコントロールするチームに対して、我々がまた取り組んでいく、そしてそういったチームでも打開していく力、それはチームとして、個人としてもつけていかないといけないなと実感した試合でした」

Q:前半は思うようにボールを運べず攻撃が停滞してしまいましたが、アクションを起こせなかった要因と、毎熊選手が欠場した理由について教えてください。
「今週そういったアクシデントが数名いた中で、選手は全員、本当によく準備してくれました。ただやはり進藤が右サイドバックをやったり、ヨニッチも久々の実戦復帰、ゲームということで、そういったところで少しコンビネーションところ、タイミング、イメージの共有、そういったところが奏で合うのに少し時間がかかったという印象を受けています。毎熊に関しては少し前回の札幌戦で足を痛めてしまったんですけれども、その代わりに出た進藤も、非常に攻撃センスを見せてくれたと思います。きわどいクロス、そしてゴール前への進入と、本当にセンターバックだけではなく高いポテンシャルを発揮してくれたと思っています。毎熊に関しては、今メディカルスタッフが一生懸命、次の試合の達成に向けてケアしてくれていますので１日も早い復帰を願っています」

Q:アウェイの名古屋戦もそうだったと思いますが、ボールを持たされるというか、ボールを持つけれどもなかなか崩せないというところが今の課題だと監督もおっしゃっています。それを解消するために、日々の練習でどういう取り組みが必要になってくるのでしょうか？
「やはり攻撃も規律と自由のバランスというのは非常に大事になってくると思っています。オートマティックに、ボールが入った時にはこういう崩しを共有する、全員がイメージを共有しながら動き出す、そういったところのイメージをみんなで共有できるように取り組んでいますし、そういった回数プラス個々の力とコンビネーションとの割合も非常に大事になってくると思います。今日も際どいシーンというのをいくつか作れたところは評価しながら、さっき申し上げた通り、少し人が代わってノッキングを起こしたシーンもありますので、誰が出てもチームとしてオートマティックに動く、崩していく、そういったところを徹底していかなければいけないなということを痛感したゲームでもありました」

Q:失点に関しては、どのようにご覧になっていますか？
「リスタートからの二次攻撃だったと思うんですけれども、相手のストロングであるリスタート、そしてクロス対応、そこは相手の良さを出させないようにしっかりと準備をしてきて、何回かあったコーナーキックも選手全員でしっかり凌げたと思います。ただ、あのシーンだけは、１回目、何とかクリアした後の相手の二次攻撃に対して、ラインのプッシュアップ、そしてファーストディフェンダーの徹底、また最後は中のクロス対応のところ、そういったところの課題が出ました。相手の二次攻撃、三次攻撃まで凌いでのリスタートの守備ですので、そういったところも一つひとつ、また全員でやっていかないといけないなと思っています」

［中倉一志＝取材・構成・写真］