「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第2節 福岡-C大阪】「最後まで勝利を目指して選手たちが勝ちにこだわって戦ってくれた」/小菊昭雄

2023明治安田生命J1リーグ 第2節
2023年2月25日(土)15:04キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/9,607人
結果:アビスパ福岡 2-1 C大阪
得点:[福岡]前寛之(47分)、[C大阪]上門知樹(59分)、[福岡]金森健志(88分)

◎小菊昭雄監督(C大阪)
Q:試合を振り返って
「一進一退のゲームだったと思います。選手たちは最後まで勝利を目指して全力で勝ちにこだわって戦ってくれたと思いますし、2点目、自分たちの良い流れができたときに少し前掛かりになって失点をしてしまったのは非常に残念なんですけれども、たくさんできたところもありますので、しっかりと分析をして、また1試合、1試合、準備をしていきたいと思っています」

Q:開幕直前に清武弘嗣選手とキム ジンヒョン選手を欠いたことも影響していると思いますが、開幕戦、そして今日と、ビルドアップのところで選手を探しながらというか、出しどころに困っているようなところも見受けられました。開幕戦、そして今日起こった現象については、どのように分析されていますか?
「そうですね。相手が私たちに対してどのようにプレスをかけてくるのか、その辺りはしっかりと分析したうえで、相手の矢印を上手く使いながらどうかいくぐっていけるかというのが、今日の非常に大きなテーマだったと思うんですけれども、ビルドアップのところでなかなか安定して運べなかったところが、今日、苦戦した大きな原因だと思います。本当に怪我人であったり、新加入の選手のところのコンビネーションですね。タイミングであったり、思いを共有するところ、そういったところは、やはり時間もかけていかないといけないところもありますし、今日できたところ、そしてできなかったところも自分たちでしっかりとフィードバックしながら、そこが本当に私達の一番の肝になってくると思いますので、また次に向けて、そういったところは修正していきたいと思っています」

Q:後半途中から、鈴木徳真選手を入れて、そのあとに香川真司選手を投入されました。2人を入れることでビルドアップのところを改善されたいのかなと思いましたが、監督としてはどのようなことを期待されていたのでしょうか?
「おっしゃる通りです。まずボランチのところでいかにボールに触りながら、彼らがリズムを作る、そして、ボランチを経由している時にボックスが空いてきますので、そこに(真司)がターンしてスピードアップを図る、そういった狙いで彼らを投入しました。彼らを投入してから非常に良い時間帯も続きましたし、いい時間帯で2点目を決めることができれば、また違う展開になったのかなというふうには思っています」

Q:香川選手は楔に対してペナルティエリアの中でダイレクトで反応するうまさも見せていましたが、やはり堅い守りを崩すためには、ああいった動きが必要になるというところでしょうか?
「そうですね。本当に一番厳しいエリアで彼はボールを受けられますし、そこから個人での打開、またはコンビネーションでの打開、いろんなアイディアを持ち合わせている選手ですので、今日もたくさんそういったものを見せてくれました。出場時間は短かったんですけれども、本当に彼がいろんな決定機を演出してくれたと思っています」

Q:今日は前半から結構雨が降っていてグラウンドコンディションが悪かったと思いますが、そこで香川選手起用に際して、何かお話をされましたか?
「真司にですか?選手達にですか?」

Q:香川選手に対してです。
「真司に対して、特別に今日のピッチコンディションであったり、天候のところは話していません。ただ全員に伝えたのは、非常に強い雨でしたので、しっかりとシュートをどんどん打っていく、そしてクロスは強いもの入れていく。また逆にですね、クロスを簡単に上げさせない。シュートを打たせない。そういったところを徹底しようという話はしました」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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