「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第19節 C大阪-福岡】「C大阪に対してアウェイで結果を出したことは自信にしていい」/長谷部茂利

2023明治安田生命J1リーグ 第19節
日時:2023年6月30日(金)19:03キックオフ
会場:ヨドコウ桜スタジアム/11,786人
結果:セレッソ大阪 0-1 アビスパ福岡
得点:[福岡]ルキアン(22分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「入りも悪くなかったし、戦い方としては無骨ではありますが、自分たちの戦える良い形で、前後半、攻守においてできたんじゃないかなと思います。危ない場面もありましたが、キーパー、ディフェンス中心にうまく守ったし、チームとしての戦術のところも、随分、臨機応変に対応できるようになってきたし、当然戦ったし、良かったと思います。相手が強い、上手い選手たち、チームに対して、アウェイでこれだけの結果を出したというのは自信にしていいし、ダイナミックさとかそういうのは通用するんだということで、これからも発揮し続けたら、勝点が1だったり3だったり取れるんじゃないかなと選手と共有して、また次に向かいたいと思います」

Q:おっしゃったようにアビスパらしい戦い方でした。なかなかこういう戦い方ができなかった中で、今日、こういう戦い方ができたというのは、これでひとつまた次へ進めるという理解で大丈夫でしょうか?
「大丈夫というか、続けることは非常に難しい。連続、継続というのは難しいんですけれども、自分たちのスタイルというのは、これまでもずっとやってきていることなので、今日はできた、また結果に繋がったという良いことずくめですが、両方がうまくいくことはそんなにたくさんはないんですけれども続けていきたいし、選手たちが躍動する姿を見たいし、見せたいし、そんなふうに思っています」

Q:連敗中は失点の部分が課題だったと思いますが、今日はご覧になっていて、どんな部分が特に改善されたとご覧になっていますか?
「ボールの自分たちのペナルティーエリアへの入り方、相手の攻撃の仕方が、前半はそんなに危ない場面がなかった。また、セレッソ大阪はリーグでトップのクロスの質、得点を持っています。そこは絶対やられないようにということで、最後のシステム変更も、そこに対応するために変えましたが、そこが選手たちの対応というんですか、意気込みも含めて、その形でやられなかった。危なかったんですけれども、そういうところが良かったんじゃないかなと思います」。

Q:これでJ1リーグ100勝目になりますが、この点についてはどのように感じられているのでしょうか?
「私はそのうちの何勝にしか関わっていませんが、これまでのアビスパ福岡を作ってきた先輩たち、選手たち、もちろん監督たち、スタッフ、会社の方々に本当に感謝したいのと、今日、遠くからファンサポーターが雨の中、こういうふうに連敗している中でも応援に駆けつけてくれた、選手たちに力を与えてくれたのは非常に嬉しかったし、その想いに報いることができたのではないかなという想いがあります」

Q:得点は、結果的にはクロスからのヘディングという形でしたが、それ以外にも中盤で前の選手がうまくボールを受けたり、前を向いたりという形もありました。攻撃に関しては手応えを感じられているのは、どのような部分でしょうか?
「ゴールに向かう姿勢とか技術、スピード、カウンターのところは2回ぐらい、かなり良い形が取れたと思います。フィニッシュをきちんと入れる、ゴールが取れるというところまではいっていませんが、そこの絵は合っているので今後は楽しみですね」

Q:紺野選手が早い段階で交代になりましたが、状態はいかがでしょうか?
「左が少し視野の確保ができないということで良く見えないような感じだったので、詳しいことは、病院に行って今日の夜、もしくは明日の朝には正確に分かると思いますが、現状は把握していません」

Q:7戦勝ちなし、4連敗と苦しい試合が続いていたと思いますが、好調だったC大阪に勝ったことで、これで潮目が変わるような、そんな手応えはありますか?
「もちろんあります。どの試合でも勝ったら勝点3というのは変わりませんが、選手たちには大きな自信になると思います。また、自分たちのスタイルを貫いてというか、形で勝てたというのが非常に良かったと思います。今までやったことのない、突発的なプレーだったり、そういうことで得点を取ったり、無失点に抑えたわけではなくて、これまでやってきた、積み上げてきたことを披露して、それが勝点に繋がった、勝利に繋がったというのは、大きく自信を持って次に向かっていいんじゃないかなというふうに思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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