「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第23節 C大阪-福岡】「勝ることができたところはほとんどなかったのではないか」/長谷部茂利

2022明治安田生命J1リーグ 第23節
2022年7月30日(土)19:03キックオフ
会場:ヨドコウ桜スタジアム/8,346人
結果:セレッソ大阪 2-0 アビスパ福岡
得点:[C大阪]マテイ ヨニッチ(5分)、上門知樹(71分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「早い時間帯に失点してしまった、これはいただけない。注意していた形で失点してしまったので、少し悔いが残りますが、それでも相手のボールと高さ、ヘディングは素晴らしかったなというふうに褒めざるを得ない、そんな部分もあると思います。0-1で推移していく中で、自分たちが引き分け以上、勝点を取るためにどうしたらいいのかということを考えた中で決断をして選手交代をしましたが、そこがどちらかと言ったら裏目に出た、直接的ではないんですけれども、流れが悪くなかっただけに、相手がリードしているから、そこまでリスクをかけずにというところだったと思いますが・・・。そこが今日の試合の2つ目のポイント、2失点してしまったそこのポイントでやられてしまったなと思います。全体的に勝ることができたところは何だろうと振り返った時に、ほとんどなかったんじゃないかなと思います。非常に良いチームで強いチームでした。自分たちがやろうとしていることも相手はできるし自分たちはできていないし、そういうことが多かったので、今日の敗戦は認めざるを得ない、そんなふうに感じています」。

Q:今日のゲームではセットプレーが一つの鍵だったと思います。最初の失点のシーンもそうでしたけれども、セットプレーで簡単にピンチになってしまう場面が多かったように思います。その辺りはどのようにご覧になっていますか?
「トレーニングはしているんですけれども非常に良いボールですね、その他は失点には至らなかったのですけれども、そこに良いボールが入ってくる。FKの数はそこまで多くはなかったと思うんですけれども、その少ない数でも良いボールが入ってきて、中にはヘディング叩くというか、当てられる選手がいるし入り方も上手ですし、自分たちは努力してもっともっと質を高めていくということは大事ですけれども、失点の場面は、特にキックの質ともヘディングにやられたなという、先ほど言ったような形です」

Q:いろいろとアクシデントがあった中での試合でした。少し選手のコンディションにばらつきがあったかなっていうイメージもあります。
「そうですね。暑い中トレーニングをしたり、このゲームに向けていい準備をしているつもりですが、結果的に選手たちが躍動できなかったのは事実なので、またそこを振り返って良い状態で試合に挑めるようにと思っています。選手たちがプレーをします。私でもないし、コーチでもありません。選手がどのようにプレーできるかというふうに持っていくことを最優先に考えてマネジメントしていきたいなと思っています」

Q:金森選手が久しぶりの先発出場になりました。金森選手に期待していたことと、その評価をお願いします。
「ボールの引き出し、またそこからのアシストや得点ということを期待していました。彼はそういうことができる選手ですけれども、今日は少しうまくいかなかった、彼のところに良いボールが入る回数がなかったように感じます。ですから、個人の評価というよりも、我々アビスパの攻撃のところ、ビルドアップから、もっと前の選手にいい配球をして、攻撃の入り口みたいなものを、もっともっと前の選手たちに作っていく、そういうことが少し足りなくて彼本来の活躍ができなかったと思います。守備のところは相変わらず良く走ってチームを助けてくれたと思うので、そこの評価ももちろんありますが、ただ少しボールに触れなかったなという印象です」

Q:中断期間中にビルドアップのところに取り組んでいたとお聞きしましたが、そのあたりについてはいかがでしょうか?
「今、選手にも話してきましたがトライしてくれていました。ただ、相手との違いは大きな違いだったと思います。イージーなミスが少し多かったかなというところ。そこはできるようにして送り出せなかった私の責任というか、チームの問題点なので、また少しずつですが上達、少しずつですが改善していって、また試合で発表したいと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ