守備側がボールにプレーした後の接触は、目を残して見て事実を掴む・標準の幅を上げていく中で針が振れても微調整を行い最終的には統一感が生まれる【JFA審判委レフェリーブリーフィング3/18⑦】
3月18日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会が今年2回目となる『レフェリーブリーフィング』を開催した。
冒頭、扇谷健司JFA審判委員会委員長が挨拶時に、「アクチュアルプレーイングタイム(APT)を伸ばすために判定基準が変わった」と報じられている事について明確に否定。加えて『では、なぜそのように感じる人達がいるのか?』というテクニカルな部分について佐藤隆治JFA審判マネジャーJリーグ統括が実際の映像を元に説明を行った。
東京ヴェルディ×清水エスパルス戦の3:40のノーファウルとされた接触
「凄く程度程度が大きい接触ではありません。でも、ファウルです。
ボールにチャレンジ出来るかもしれないけども、結果はボールにプレーすることが出来ていない。
足の位置や接触部位を考えた時に、攻撃側がコントロールしているボールを斜め後方からチャレンジ。足は、ボールに向かって行こうとはしていると思いますけど、結果ボールにはプレーできなくて、足を上げて接触をしている。
じゃあ、警告が必要かというと、そんなことはないです。決してreckless(レグレス・無謀な)タックルだとは思わない。
でも、これをノーとすると、『今年はわざと取らない』となるし、選手からすると『じゃあ足にもいっていいんですよね?』となってしまう。
ですから、レフェリーが、こういった接触はきちんとファウルを取っていく事が大事だと思っています。」
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