無料:JFA審判委員会 PKの“水かけ問題”に言及「ダメという取り決めは特にしていない」というタイトルに釣られずに【レフェリーブリーフィング】
本日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会が今年初となる『レフェリーブリーフィング』を高円宮記念JFA夢フィールドにて開催した。
『スポニチ』誌が表題のタイトルで、「昨年8月のJ1リーグ町田―磐田戦でPKのキッカーを務めた町田のFW藤尾翔太が蹴る前にボールに水をかけた場面に言及。主審が濡れたボールの交換を指示する場面が議論を呼んだが「水をかけたらダメとかいう取り決めは特にしていない。競技規則の精神を考えてレフェリーがどう判断するか。何を大事にしないといけないのかを考えないといけない」と今季も主審の裁量に委ねる方針を示した」と報じているが、こちらは今季のスタンダードとして説明された訳ではない。
記者が質疑応答時に、佐藤隆治JFA審判マネジャーJリーグ統括に訊いたことで、取り上げられたトピックスだ。
ちなみに、その事象については昨年9月に行われた『レフェリーブリーフィング』時に、記者からの25分にも渡る質問に、審判側は答え、説明責任は果たしている。
決して審判側が他人任せにしているのではなく、フットボール・サッカーの特性として、審判側の立場から言える事は少ない(プレミアのようにリーグが対応する事はできるかもしれないが)。
しかし、今日の会見でも感じたが、アメリカンスポーツに慣れている分、どうしてもBlack or Whiteとしたいのだろう。その気持ちはわかるが、フットボール・サッカーはBlack&Whiteである。
競技規則は発生し得るであろうすべての状況に対して言及することはできないので、具体的事象についての規定はない。IFABは、審判が競技の「精神」に基づき判定を下すよう求めている。これにより、しばしば「サッカーは何を求めているのか、何を期待しているのか」といった質問を投げかけられる。(lawsofthegameより抜粋)
“水掛けPK”について、記事を読んだ方が『vs審判』の感情にならないように、記させて頂きました(審判側が取り決めを出来ない理由はこちら)。