石井紘人のFootball Referee Journal

元Jリーガーの御厨貴文PR「頭部の負傷で試合を止められる選手のストレスも分かるが」佐藤隆治マネジャー「私もFIFAで言われたのは審判が出来ることは」【2024.2レフェリーブリーフィングレポート③】

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2月3日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会が今年第一回目となる『レフェリーブリーフィング』を開催した。

まずは扇谷健司JFA審判委員会委員長の挨拶、新たにJFAと契約するプロフェッショナルレフェリー(PR)になった方々の自己紹介でスタートし、新たにJリーグ担当統括となった佐藤隆治氏による2024シーズンのスタンダードの説明となった。詳細をレポートしたい。

2024シーズンのJリーグの基準は?VARが使用する12台のカメラはどの位置から?スカウティングは?【2024.2レフェリーブリーフィングレポート②】

■Jリーグ選手たちの安全を最優先に考える

まずは選手の【競技者の安全を守る“頭部の負傷への対応”】について。

「審判員は競技者の安全、安心を最優先に考え適切に対応します。サッカーに関わる全ての皆様もご理解下さい」とのことだが、実際にこの後に行われた大学生のトレーニングマッチ時に、GKのパントキックが近くにいたDFの選手の頭部に当たるアクシデントがあったのだが、レフェリーを務めていた今村義朗PRは迷うことなく試合を止めた。

それを見た佐藤マネジャーが「これ、仕込みじゃなく、本当に偶然です。だから、義朗さん絶対止めてくれよ!と思って見守っていたのですが、御覧の通り、すぐに止めました。これがスタンダードです」と解説した。

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