宮島一代JFA審判委員会副委員長兼Jリーグ副審担当「フラッグエラー率の目標値は達成できたので、次にアシスタントレフェリーには」【6/2レフェリーブリーフィングレポート⑤】
日本サッカー協会(JFA)審判委員会は6月2日、移転を控えたJFAハウスにて『レフェリーブリーフィング』を行った。
東城穣Jリーグ統括が競技規則の改正、Jリーグでの事象、レフェリーテクニカルスタディグループ(TSG)が作成したJFAレフェリーテクニカルレポートのレフェリーパートを説明した後で、宮島一代JFA審判委員会副委員長兼Jリーグ副審担当にバトンタッチした。
宮島Jリーグ副審担当がレフェリーブリーフィングに登壇するのは初で、
「では、ここからは副審のパートということで、埼玉県人(の東城Jリーグ担当)から茨城県人に代わり、イントネーションも代わります」
という自己紹介にメディアからは笑いが起きた。
「では、まずデータからです。
FIFAワールドカップカタール大会(カタールW杯)とJリーグですが、オフサイド数はそこまで変わりません。ですが、フラッグエラー率ですが、カタールW杯は3.40%、2022J1リーグは6.75%でした。
フラッグアップをした時のポジションの正確度・肩幅のズレの1~1.5m程度であれば問題ないと考えています。Jリーグのデータは出せていないのですが、カタールW杯では91.91%でした。
私が、現在の立場になってから、フラッグエラーを少なくする指導を行ってきました。
7%未満を一つの目標値で取り組んでいました。昨年、6.75%という一つの目標値をクリアすることが出来たのですが、W杯の副審と比べてみると一目瞭然で大きな差を感じています。
たった3%とおっしゃって頂けるかもしれませんが、私は非常に大きな差だと思っています。
というのも、やはりカタールW杯の選手のクオリティ、スピードの中でJリーグよりも3%高い数字を出しているからです。
その高い数字は、やはり副審のポジショニングが支えています。
日本人は細かいステップ、サイドステップやバックステップは非常に起用で、副審の良さです。
カタールW杯の副審を見ていると、
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