海外でレフェリーを務めたポーランド×フィンランドの国際Aマッチと欧州トップリーグで掴んだモノと忘れられないベガルタ仙台×鹿島アントラーズ戦【審判員インタビュー|第5回・木村博之前編】
――今、木村さんがおっしゃられたように、Jリーグでも以前はしっかりとファウルを見極めることが要求されていたと思います。近年では、エンパシーやグレーを任されるようになったというのが私見なのですが、木村さんは審判界の変化を感じられていますか?
「2016年にレイ(モンド・オリヴィエ: 現Jリーグ審判アドバイザー)さんが私たちの指導をするようになってから、確かに変わったように思います。
リーグ戦は90分ですが、その90分間にもゲームの波があります。ピッチ上の雰囲気も時間帯によって変わりますし、他にもひとつのインシデントで大きくテンションが上がることもあります。それに合わせて、レフェリーはどのような働きかけをすべきなのか? そういうゲームマネジメントという視点がJリーグ担当審判員に入ってきました。おっしゃられたことと同じような変化を私も感じています」https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=133113