【無料公開】ソニー仙台を見送りつつ、JFL最終節に思いをめぐらせる(2024年11月16日@ムサ陸)
インターナショナルマッチウィークの土曜日、わが家から最も近いスタジアム、武蔵野陸上競技場を訪れた。カードはJFL第29節、横河武蔵野FCvsソニー仙台FC。JFLファンならば、私がこのカードを選んだ理由を察してくれることだろう。
周知のとおり、ソニー仙台は今季限りでのJFL退会と活動停止を発表している。都内で彼らの試合が観られるのは、これが最後。対する武蔵野は、ここまで5勝7分け16敗で最下位に沈んでいる。JFLは、この試合を含めて残り2節。どちらにとっても、絶対に負けられない一戦であった。
- 選手入場を前に目を閉じて集中する、ソニー仙台の塩﨑悠司。このチームでのプレーも残り180分だ。
- ソニー仙台は直近5試合で無敗の12位。武蔵野は今季2回目の4連敗を喫して最下位に沈んでいる。
- ソニー仙台の鈴木淳監督(左)と武蔵野の池上寿之監督。お互い重圧を抱えながらも笑顔で挨拶。
- 先制したのはソニー仙台。38分、伊藤綾汰のFKに長江皓亮がダイビングヘッドでネットを揺らす。
- 前半のうちに追いつきたい武蔵野。終了間際に鈴木龍之介がFKで直接狙うもGK佐川雅寛がキャッチ。
- エンドが替わった58分。PKのチャンスを得た武蔵野は、小林大地が冷静に左足で決めて同点とする。
- ソニー仙台は63分、布方叶夢のクロスに山田晋平が高い打点からのヘディングで勝ち越しに成功。
- ホーム最終戦を勝利で飾りたい武蔵野は、怒涛の攻撃を見せるもソニー仙台の壁を崩すには至らず。
- このまま2-1で逃げ切ったソニー仙台。6試合無敗で11位となり、ホームでのラストマッチに臨む。
- この日の入場者数は1341人。ソニーグループ関係者が詰めかけ、最後はチームと一緒に記念撮影。
- ホーム最終戦のセレモニーで挨拶する、武蔵野の池上監督。最終節はアウェイのHonda FC戦だ。
ソニー仙台が、JFLに退会届を提出したことを発表したのは、9月27日のことである。以降の8試合の戦績は4勝3分け1敗。発表前の順位は13位で、この試合に勝利しての順位は暫定11位。戦績だけを切り取れば、ソニー仙台がJFL全体にインパクトを残しているわけではない。
そんな彼らのラストゲームは、ホームでの栃木シティFC戦。本日(17日)、栃木Cがホーム最終戦を落とし、2位の高知ユナイテッドSCがアウェイ戦に勝利した場合、両者の勝ち点差は2に接近する。もしそうなれば、JFLの最終節はソニー仙台を中心に、さまざまなドラマが生まれることだろう。
一方で残留争いも熾烈だ。この日、14位のクリアソン新宿と15位のミネベアミツミFCが対戦し、2-1で新宿が勝利した。敗れたミネベアミツミは、武蔵野と同じ勝ち点22ながら得失点差で8上回っている。次節で武蔵野がHonda FCに勝利しても、残留はミネベアミツミの結果次第という厳しい状況だ。
JFLの最下位チームは、地域CL2位チームとの入れ替え戦に回る。地域CL決勝ラウンドの第3戦は、JFL最終節と同じ11月24日。キックオフはJFLが13時で、決勝ラウンド最後の試合は13時30分だ。最下位が決まったチーム関係者は、たけびしスタジアム京都の状況に注視することとなる。
来週の日曜日、貴方はどのスタジアムで、ドラマの結末を知ることになるのだろうか。
<この稿、了>