宇都宮徹壱ウェブマガジン

【無料公開】明日から始まる地域CLに寄せて いわぎんに集まった思い入れのあるクラブたち

11月11日は「サッカーの日」らしい。この日、V・ファーレン長崎の元日本代表、玉田圭司が今季限りでの現役引退を発表。そして日本代表はこの日、ワールドカップ・アジア最終予選でベトナムとアウェーで対戦する。そんな中、私は新幹線やまびこに乗車して、久々に盛岡にやって来た。明日から始まる、地域CL1次ラウンドを取材するためだ。

いわぎんスタジアムで行われる、グループBに集ったのは以下の4クラブ。当WMの会員の皆さんならば、この顔ぶれを見て、私が盛岡を選んだ理由を察することだろう。

・コバルトーレ女川(東北/宮城県)
・おこしやす京都AC(関西/京都府)
・クリアソン新宿(関東/東京都)
・FCバレイン下関(輪番枠3/山口県)

いずれのクラブも、私にとって思い入れ深いクラブであり、当WMにもたびたび登場している。まずはコバルトーレ女川。2017年の地域CLを制して、初めての全国リーグに挑むタイミングで、近江弘一代表にお話を伺っている。

「3.11」に全国リーグの舞台に立つことの意味 近江弘一(コバルトーレ女川代表)

おこしやす京都ACについては、添田隆司にお話を伺ったばかり。この人、選手時代とクラブ代表時代の2度にわたり、決勝ラウンドで涙を飲むという稀有な経験をしている。果たして、3度目の正直となるか?

商社マンの道を選ばなかったことで見えたもの 添田隆司(おこしやす京都AC代表)

驚異の11連勝で「地獄の関東リーグ」を制したクリアソン新宿。最近は露出が増えているが、最初にこのクラブにフォーカスし、1万字のルポルタージュを発表したのは当WMである。ここでは「パンゾー」こと小林祐三選手のインタビューを。

なぜ小林祐三はプロを辞めて関東リーグを選んだのか? クリアソン新宿に元Jリーガーが集まる理由

輪番枠での出場となった、FCバレイン下関については実は未見。ただしクラブ代表の福原康太さんには、同クラブでプレーしていた6年前にインタビューしている。福原さんは中国リーグ時代のレノファ山口FCで「ミスターレノファ」と呼ばれていた。

「ミスターレノファ」と呼ばれた男の物語 福原康太(FCバレイン下関)

いかがであろうか。それぞれのクラブに、それぞれのドラマがあり、魅力的な選手やフロントが存在する。今年の地域CLでは、どんなドラマがあり、どんな人々と出会うことができるのか、今からとても楽しみだ。

そんなわけで明日からの3日間、試合の模様をフォトギャラリー形式でお届けする。毎日20時くらいのアップを予定しているが、もしかしたら多少の遅延はあるかもしれないが、必ずその日のうちにアップするので、気長にお待ちいただければ幸いである。

なお、来週月曜日には私が運営するハフコミ(ハーフウェイオンラインコミュニティ)で、いわきFCの田村雄三監督を特別講師に、そして鎌倉インターナショナルFCの河内一馬監督をゲストに、下記のウェビナーを開催する。

【ウェビナー告知】11/15(Mon)県リーグ1部からJ3まで5年! いわきFCの軌跡から学ぶべきこと〜 #ハフコミ 隔週報 vol.16

こちらは第1部はYouTube Liveで一般公開。第2部では会員限定で開催する。ただし、このスタイルも今月でいったん終了して、今後は会員オンリーとなるかもしれない。ハーフウェイの関係者のみならず、このカテゴリーに関心のある方は、ぜひこの機会に入会をご検討いただけば幸いである。

https://music-book.jp/salon/detail/40

<この稿、了>

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