日本代表監督が「国産」である納得の理由 月イチ連載「大人になった」中坊コラム
【中坊(ちゅうぼう)プロフィール】
1993~2023年のスタジアム観戦数は962試合。特定のクラブのサポーターではなく、関東圏内中心でのべつまくなしに見たい試合へ足を運んで観戦するスタイル。
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最初に、この記事タイトルの意図を書いておくと「森保一監督に対して何か言いたい」というのが主旨ではなく、世に蔓延る「ヨーロッパのクラブから一流監督の●●を日本代表監督に呼べよ」論について。「一回冷静になって何で呼べないか理解しとこうよ」というのが主旨である。
理由を先に書くと「金」と「距離」の問題が二大理由。詳細について、以下述べていきたい。
まず、ここ20年の歴代日本代表監督を振り返ると以下の通り(以下、敬称略)。
2002-2006:ジーコ
2006-2007:イビチャ・オシム
2008-2010:岡田武史
2010-2014:アルベルト・ザッケローニ
2014-2015:ハビエル・アギーレ
2015-2018:ヴァイッド・ハリルホジッチ
2018 :西野朗
2018- :森保一
この中で、セリエAでほぼすべてのビッグクラブ監督歴を持つザッケローニが、一番経歴的には輝かしい。アギーレも、アトレティコ・マドリードを3シーズン、ハリルホジッチもPSGを2シーズン率いたので、ヨーロッパの名門クラブ監督経験はあった(ブラジル人のジーコも、日本代表監督後に着任したフェネルバフチェ時代の方が見事な成績を残している)。
とはいえ、暴論のような「グアルディオラ呼べないのか」レベルの要求に比べると、ヨーロッパビッグクラブから直で日本代表監督に就任した例はこの20年でない。
さすがに少しでもサッカーを見ているファンなら、グアルディオラやクロップといったクラスの招聘はあり得ないと理解できると思う。それでも、現時点でヨーロッパの有名クラブを率いている一流監督を「日本代表監督として呼べないのか」と要望をする人は後を絶たない。
これについて断言するが、相当困難。「まず無理」ということを理解してほしい。
大きな理由のひとつ目は、年俸。例えばアトレティコ・マドリード監督のディエゴ・シメオネに対し、クラブがいくら払っているか、ご存じだろうか?
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