全社出場ならず! それでも南葛SCが前向きな理由 岩本義弘GM&江藤美帆マーケティング部部長<2/3>
■えとみほ部長が南葛SCに施した「クラブのDX化」とは?
──次にオフ・ザ・ピッチについて、えとみほさんメインでお話を伺いたいと思います。その前に、5月8日、東洋経済でのインタビュー記事がYahoo!のトピックスにも取り上げられていました。かなりの反響があったのではないですか?
えとみほ そうですね。いつもはネットを見ていない、親戚のおじさんやおばさんとか、昔お世話になった人とかから「元気?」とか「サッカーの仕事をしているんだ」みたいなリアクションはありましたね。
──Jクラブならともかく、関東リーグのクラブで働いているというのは、ちょっと説明が難しかったのではないですか?
えとみほ それが「キャプテン翼の高橋先生がオーナーで」というと、わりと「ああ、あそこね!」と納得してくれましたね。地方のJ2やJ3クラブよりも説明しやすいかもしれない(笑)。
──そういえば最近のnoteで、新しい職場で具体的なタスクを与えられないと、かえってやりにくいというコラムを書かれていました(参照)。南葛での仕事はいかがでしたでしょうか?
えとみほ 私自身は「自由にやっていいよ」と言われたほうが、力を発揮できるタイプかもしれない(笑)。自分でも会社経営をしていたので、逆に「あれもこれもやってください」と言われると窮屈に感じてしまうところもあります。
南葛に関していえば、Jクラブでやってきたことと同じことも、やる気さえあればできると思うんです。けれども今は、2000人も入らないような試合会場で、そこまでのパワーとコストをかけるべきなのか。最近はそのバランスについて考えることが多いですね。
岩本 えとみほさんには、マーケティング部の部長だけでなく、運営の部長もお願いしているんですよ。それとは別に、クラブ全体の組織について第三者視点として見ていただけることについても期待しています。いろいろと大変なのに、クラブのDX化についても提案してくれているのは、ありがたく感じています。
──DX化というところでは、具体的には?
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