名古屋グランパスの「尾張vs三河」問題 豊スタにてJリーグ取材をして思ったこと
先々週の富山に続いて、先週末は取材で名古屋と豊田と岐阜を訪れた。取材したカードは、7月1日が豊田スタジアムでの名古屋グランパスvs川崎フロンターレ、2日が岐阜メモリアルセンター長良川競技場でのFC岐阜vsいわてグルージャ盛岡。取材の内容は、THE ANSWERで連載中の「Jリーグ30周年」に掲載予定だが、その予告編的なものを今週は披露したい。
日本代表の取材では、これまで何度も訪れている豊スタ。しかし、これがJリーグ取材となると、随分と久しぶりだ。いつ以来だろうと思って調べてみたら、J1昇格プレーオフ決勝以来。名古屋がJ2だったのは2017年だから、もう6年も昔の話だ。
不思議なもので、代表戦と比べてJリーグの試合の時に痛切に感じるのが、豊スタの遠さである。名古屋駅から地下鉄と名鉄豊田線を乗り継いで57分。そこから徒歩で18分。合計1時間15分である。「名古屋」のホームゲームなのに、会場が「豊田」であることに、名古屋市民はどのように感じるのだろうか。
もちろん、パロマ瑞穂スタジアムが使用できないことは承知している。グランパスサポーターにとっての聖地は、2026年の名古屋アジア大会のメインスタジアムとなるべく、現在は絶賛建て替え中。2020年12月12日の横浜FC戦が、瑞穂での最後のホームゲームとなった。完成は2026年8月とのことだが、当然ながら陸上トラック付き。アクセスは良いがトラック付きのパロスタと、球技専用だがアクスに難がある豊スタ、果たしてグラサポはどちらを支持するだろうか。
「別に豊スタでもパロスタでも、グランパスの試合が見られるなら、どっちでもいいよ!」
もしかしたら、そう思われる方のほうが多数派なのかもしれない。かく言う私も、代表戦の取材のためだけに豊スタを訪れていた時は、特にこだわって考えていなかった。しかし『蹴日本紀行』の執筆で、あらためて「愛知県のサッカーのある風景」についてあれこれ調べているうちに、尾張(名古屋)と三河(豊田)の違いというものを、強く意識するようになった。
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