宇都宮徹壱ウェブマガジン

宇都宮徹壱ウェブマガジン「ただ今準備中!」7月前半戦(編集部・森衿子)

 週末のサッカー記事は、イニエスタの神戸ラストマッチでクリムゾン・レッド一色になっていましたが、ひとつ気になる記事を見つけました。

 毎日新聞の『全盲記者のサッカー観戦記 「視覚障がい者席」で実況解説、熱気体感』という記事ですが、既にお読みになった方もおられるかもしれません。

 パナソニックスタジアム吹田に設けられた「視覚障がい者席」で、同伴者とスマートフォンを使って試合実況が聞けるといったような取り組みは、フットボール文化が根付くプレミアリーグでは珍しくないようです。しかし、ここ日本では2021年から始まり、その日の試合でまだ10回目だったとのこと。視覚障がい者の人にもピッチのイメージがしやすい試合実況をしていたのは、「ドーハの悲劇」や「ジョホーバルの歓喜」を実況していた大ベテランの師岡正雄アナウンサー。そして「吹田生まれ、吹田育ち」のミチこと安田理大が解説という完璧な布陣も好評だった様子です。

 WMでも折に触れて、ブラインドサッカーや、アンプティサッカーといった障がい者サッカーを採り上げてきましたが、いずれもプレーヤーの立場のものでした。今後、観戦目線での取り組みなどもご紹介できる機会があればよいなと思います。

 それではWM7月前半戦の予告です。

 第1週は、関東リーグ1部所属の南葛SCがテーマ。今年は次々とビッグスポンサーを獲得、スタジアム建設に関するニュースも目にするようになりました。一方で、全社予選は、あと一歩のところで敗退。リーグ戦でも現在9位とふるいません。果たして南葛の現状はどうなっているのか? 岩本義弘GMと江藤美帆マーケティング部部長にお話を伺いました。

 第2週は「雪国クラブの社長に訊く」シリーズ。第1回はモンテディオ山形の相田健太郎社長にご登場いただきます。あえて平日昼にホームゲームを開催した「エデュケーショナルデー」、地元の学生を巻き込んでの「U-23マーケティング部」など、さまざまなチャレンジを続ける山形。果たして社長の相田さんは、シーズン移行についてどんな考えをお持ちなのでしょうか? 山形サポならずとも必読です!

 最後に宇都宮の近況と告知を。先々週の富山に続き、先週末はTHE ANSWERで連載中の「Jリーグ30周年」の取材で名古屋と岐阜へ取材に出かけました。次回「Jリーグ30周年」は大阪が舞台。ガンバ大阪とセレッソ大阪の育成について、2人のキーパーソンにフォーカスします。掲載は今月半ばの予定です。

 一方、書籍の執筆もいよいよ佳境に入り「7月前半が勝負」とのことで、ここは集中する時間帯に突入!

 次回のハフコミウェビナーは7月10日開催。特別講師は、株式会社今治.夢スポーツ執行役員の中島啓太さんです。テーマは「今治里山スタジアムが『企業理念から生まれた』と断言できる理由」。今治サポはもちろん、ソーシャルインパクトパートナーとして今治を支え続けるデロイト トーマツの動向が気になるビジネスパーソンにもおすすめの回です。お気軽にご参加くださいね。

 現在発売中の集英社クオータリー『kotoba』の夏号に、宇都宮の連載「Jリーグ清算」の第2回が掲載されております。こちらも書店でぜひ手にとってご覧ください。

 それではWM7月前半戦もご愛読賜りますよう、よろしくお願いいたします。

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