宇都宮徹壱ウェブマガジン

「ロンドンの草サッカーでサッカーの見方が変わりました」 カルロス矢吹(作家、株式会社フードコマ代表)インタビュー

今号と次号は、5カ月間にわたりヨーロッパ取材を終えて、この1月に帰国したカルロス矢吹さんにご登場いただく。カルロスさんといえば、時おり徹マガで目にする名前なので、ご記憶の方も多いだろう。昨年はチリで行われたコパ・アメリカのフォトレポート(245号&246号)や、リトアニア2部のFKタウラス・タウラゲでプレーしている丸山龍也選手のレポート(260号)などを寄稿していただいた。

この「カルロス矢吹」という名前はペンネームであり、ご本人は宮崎生まれの生粋の日本人である。矢吹丈とカーロス・リベラを合わせたようなネーミングも、ご本人によれば「『あしたのジョー』はまったく意識していない」とのこと(余談ながらカルロスさんは、日本ボクシングコミッション試合役員という肩書きも持っている)。書き手としてのジャンルは、音楽、旅、スポーツなど多岐にわたり、編集者やイベントプロデューサーとしての顔も持ち合わせている。

今回のヨーロッパ取材では、ロンドンを拠点としつつ、難民問題やパリでのテロ事件の影響、さらには帝京ロンドン学園のユニークな取り組みなど、さまざまな取材対象に切り込んでいったカルロスさん。インタビューの前篇では、現地取材で体感したビビッドな情報を披露していただいた。(取材日:2016年1月20日@東京)

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