RYUKYU SOCCER PRESS

【追憶の琉球2022】GK積田景介「『琉球とは』をしっかり言語化できるようにその土台をしっかり作ることが今大事」

 

オフシーズン企画として、選手の声で今季を振り返るシリーズ「追憶の琉球2022」をお届けします。

今回はGK積田景介選手に今季を振り返っていただきました。

 

GK17:積田 景介

184cm/81kg
1993年6月23日生
千葉県出身
五井FC – 五井中 – 市立船橋高 – 駒澤大

《今季成績》
天皇杯1試合(対大宮)

 

――今年1年を振り返り。

最初からで言うと、やっぱり始動日からコロナ(罹患者)がいっぱい出てしまい、頭からなかなか全員で練習することができなかったこと。それで形が固まらずメンバーがなかなか決まらない中で開幕し「どうするんだ、どうするんだ?」と、そういう思いを引きずりながらズルズルと進んでいってしまったなというのは感じとしてあります。

 

――チームの初勝利は第4節・山口戦。ただその後10戦連続して勝てない時期が続きました。

それが3〜4月ぐらいのときで、そういった中でも形は出来始めていたのは事実としてあります。ただそれでもなかなか結果がつかず、ナチョ(・フェルナンデス)監督が来て、またスタイルが変わってという感じだったので、やり方が変わったにみんなが戸惑いを感じていたと思います。でも勝つために、チームのためにやるべきことはしっかりやろうっていう話をして、何とか求められたスタイルに順応しようとみんな意識していたと思うし、ただその中で結果が出せなかったっていうのは本当に残念でならないです。

 

――シーズンを振り返り、そのボタンの掛け違いはコロナがきっかけといえるのでしょうか。

いや、それが一因であるかもしれないけれど、例えば(今季J2で)優勝した新潟もキャンプのときにコロナに遭って練習が一時中止になっていたし、でも新潟はその状況でもちゃんと最後にああいう結果に終わっている。一方うちは結局降格という結果になってしまったので、そこは言い訳にすることはできません。本当に何が起因なのかっていうのはわからないですし、正直難しいところです。

 

――自身としては16年から琉球に在籍しており、18年のJ3優勝を知る数少ない選手です。積み重ねてきた琉球のサッカーを知る一人として、今の琉球のサッカーを言語化することはできますか。

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