RYUKYU SOCCER PRESS

☆無料公開【再掲】白井陽斗「ゴールは決めたけれども、まだまだだなと痛感した」

 

 

編集部より:

Jリーグは8日、23シーズンの明治安田生命J3リーグの表彰式【J3アウォーズ】を開催し、各賞を発表。年間最優秀ゴール賞に6月3日の第12節(沼津戦)で決めたFW白井陽斗選手が選出されました。これを記念し、ゴールした直後の取材で語った白井選手の記事を再掲し、無料公開いたします。あらためてご受賞おめでとうございます!

 

 

【2023明治安田生命J3リーグ/第12節/2023年6月3日18:33キックオフ/タピック県総ひやごんスタジアム/入場者数 4,339人(今季最高)/晴、弱風、気温 26.7℃、湿度 59%/全面良芝】

琉球 3-0 沼津

得点者:
32分 野田 隆之介(琉球)
35分 白井 陽斗(琉球)
45+1分 野田 隆之介(琉球)

 

 

――チームとしては第7節・北九州戦(2○0)以来5試合ぶりの勝利となりました。

ホームで勝てたことは大きいと思います。でも内容はもっとボールを握りたかったですし、後半もっと点を取りたかったのが正直なところで、実際ヒヤヒヤするシーンが多かったのでそこを改善していかなければと思います。長いリーグの中での1勝なので、次に向けて良い準備したいと思います。

 

――相手CKのクリアボールを拾い受け、自陣から約80mの距離を単独ドリブルでゴールに繋げた自身のプレーについて。

普段の練習から「セットプレーのカウンターはチャンス」だと思ってやっているので、それがたまたま自分の前に転がってきて、途中(味方にパスして)止めようかなとも思ったんですけど「行くしかない」と(切り替えて)。思い切った結果がああ(いうゴールに)なってよかったです。

 

――パスをキャンセルしてドリブル突破を強行した理由は。

今まで遠慮していたというか、ビビっていたというか、今までの自分だったらパスを選んでいたと思うんですけど、今年は何か変えないといけないと思ってやってますし、ずっと考えていたことが自然にプレーにでたのかなと思います。

 

――2人のDFを抜いたときの心境は。

何も考えていなかったです(笑)。まず自陣からもらったときにタッチがメチャクチャ大きくなって「やばい」と思ったんですけど、強すぎるぐらいがちょうどいいかなと思ってそのまま続けて、(つま先で)触って抜くぐらいの感覚で行こうと思いました。そこからは無心で前だけを見てシュートを打つことだけを狙っていました。

 

――シュートコースは見えてましたか。

ハッキリと。しっかりコースが見えて蹴るだけでした。

 

――ゴールした瞬間の思いは。

感情が爆発しましたけど、率直に嬉しかったです。(今季初)ゴールもほしかったですし、監督が代わってしまい、そこから使ってもらっているだけに確実な結果を出さないとという一心でいて、それが逆に焦りにつながったりというのもあったので、決めたときは思い切り表現しました。

 

――シュート決めた後、テーピングを巻いた左手にジェスチャーするシーンが見られたが。

内緒です(笑)。

 

――自身の脚力が生かされたゴールでしたが、あらためて自分自身の持ち味をどう分析してますか。

自分としても持ち味はやっぱりスピードだと思ってますし、今回は1人で(ゴールを)完結しちゃいましたけど、周りを助けられるスピードであったり周りを活かすスピードというのは常に意識しています。

 

――ボール回しの部分も含めて攻撃のリズムが良かったように見えたが。

リュウちゃん(野田隆之介)がわかりやすく喋ってくれてますし、それが良いプレーに繋がっているかなと思います。

 

――途中足をつって途中交代を余儀なくされましたが、攻撃だけでなく守備の部分でも走りきったからこその姿だと思います。

そうなんですが、もっともっと走れないといけない選手にならないと駄目ですし、正直「まだまだだな」と痛感しました。悔しいというか、ゴール決めて勝ちましたけど100%喜べないというか、もうちょっとやれたんじゃないかなと思います。

 

――ハッキリとした課題も見えたと。

特に攻撃のところ。もっと関われたんじゃないかなと思っています。

 

取材・編集:仲本兼進(RYUKYU SOCCER PRESS)

 

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