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【ニュース】JリーグとNPB合同の第13回新型コロナウイルス対策連絡会議を開催。「Jリーグとしても独自の濃厚接触疑いの定義について議論を重ねていきますが、非常に重いテーマを今日は議論させていただいた(村井チェアマン)」

8月11日(火)、JリーグとNPB合同の「第13回 新型コロナウイルス対策連絡会議」が行われ、会議後にWEB上で記者会見が行われた。

会見には感染症専門家の賀来満夫 座長(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授、東北大学名誉教授)とNPB(日本プロ野球組織)斉藤惇コミッショナー、村井満Jリーグ チェアマンが出席した。(※舘田一博氏と三鴨廣繁氏は都合により会見は欠席)

今日は特に濃厚接触疑いの定義についての議論や試合開催に向けた時間を節約できる検査方法の議論・検討が行われた。

今回は会見での専門家のコメント(抜粋)をお届けしています。


●NPB:斉藤惇コミッショナー
「ご承知の通り、NPBもJリーグさんも詳細なガイドラインを作成して感染症対策をしてまいりましたが、残念ながら、選手や審判、球団関係者から感染者が出ています。それに絡んで濃厚接触者の認定の問題がありまして、保健所での濃厚接触者の特定が試合に間に合わないケースが出てきて、プロ野球・Jリーグとも試合を中止せざるを得なかったことがありました。
感染拡大が続く中、今後もこういった問題が起こり得ることです。当該球団や事務局から具体的な状況の報告をしていただきました。そして3人専門家の先生と地域アドバイザーの先生からご意見を賜りました。
感染者が出た場合、我々が直面するのは試合の開催するかどうかの判断であります。その際に濃厚接触者を認定していただく保健所との連絡体制や日頃からの信頼関係の構築、そして認定の判断材料となる行動記録をしっかり取っていくことが大事です。それと同時にできればPCR検査に加えて抗原検査等々で時間を節約できる検査方法の導入を今後検討していかなくてはいけないのではないかという意見をいただきました。NPBは今後12球団の代表者会議で今後詰めていきたいと思います」

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