Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】リモートマッチ下での横断幕の掲出不可の経緯について改めて説明。「本当にサポーターの皆さんには不自由をかけて申し訳ありませんが、一日も早く本来あるべき姿に戻りたいと考えています」

本日、Jリーグの「第10回臨時実行委員会」が行われ、理事会後、WEB上でブリーフィングが行われた。

今回の臨時合同委員会では、午前中に行われた専門家とNPB・Jリーグの連絡会議を受けて、いくつかの意見交換の他、明日の理事会に向け、これまで2回の実行委員会で議論を重ねてきたアジェンダについて議論された。(明日の理事会を経てリリースされる予定。)

質疑応答の中では、先日浦和レッズよりリリースされた「ファン・サポーターの横断幕に関するご提言」(PDF)について、改めて実行委員会での議論の経緯と結論を下した理由について丁寧に説明を行った。

まず意思決定のあり方について「56クラブが完全に一致して決まるという事は、この新型コロナウイルス下の中ではなかなかありません。(中略)議論は百出して結構で言いたいことは何でも言って欲しいが、決まったことについては意思決定をリスペクトして対応して欲しい」とこれまでの実行委員会で合意しているスタンスについて説明。
その上で「善良なるサポーターの思いと(再開に向けたプロトコルに大きな負担がかかる)運営現場のねじれが本質」であると指摘。「最終的に多くのクラブが言っていたのが、『サポーターの気持ちは非常によくわかるが、この2試合は再開に集中させて欲しい』というのが本音だったと思います」と多くのクラブの意見を代弁。「最終的には、一つ一つのクラブの自己判断に委ねる提示もしましたが、そうすると今度はあのクラブができてあのクラブができないという状態となり、できないクラブに対してサポーターへの説明責任が発生して、その説明に追われ対応する時間が無いというのも本音」と議論の経緯を説明した。そして「本当にサポーターの皆さんには不自由をかけて申し訳ありませんが、一日も早く本来あるべき姿に戻りたいと考えています」と今回の決定に改めて理解を求めた。

そして、実行委員会の場で浦和・立花社長からの「Jリーグの皆さんにご迷惑をおかけしました。申し訳ないという思いがあります。今後も喧々諤々議論して、決めたことは一緒に遂行していきましょう」というコメントも紹介した。

横断幕の質疑の内容の詳細については以下の通り。

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