「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第4節 福岡-FC東京】「よく戦ってくれた選手を誇りに思う」/ピーター クラモフスキー

2024明治安田生命J1リーグ 第4節
日時:2024年3月16日(土)13:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/8,043人
結果:アビスパ福岡 1-3 FC東京
得点:[FC東京]長友佑都(28分)、荒木遼太郎(32分)、バングーナガンデ佳史扶(57分)、[福岡]松岡大起(82分)

◎ピーター クラモフスキー監督(FC東京);
Q:試合を振り返って
「強く、良いパフォーマンスを出せたと思っております。本当によく戦ってくれた選手たちを誇りに思っております。試合に関しましては、前半は自分たちがしっかりとコントロールしながら、そして裏を取って、起点を作って、相手にとって危険になれるようなプレーができたと思います。そこから得点というものが生まれたと思いますし、選手がしっかり力を出したと思っています。
後半に入ってからも、そのままの流れを継続して、3点目、4点目を目指しながら戦えていたと思っております。後半の中で自分たちのコントロールを少し失っているところもあったと思いますが、そこは福岡さんが長いボールを蹴ってきたり、ダイレクトなスタイルというのがあったからだと思います。それを教訓として、これからまた自分たちが継続して改善していけるようにしていきたいと思っております。
非常に良いゴールが取れたと思いますし、その中で良いチャンスを作ることもできていたと思います。そして良いフットボールというものも出せていたと思っております。選手たちは非常に周りに対して献身的に戦うこと、そして自分たちのやっているフットボールに対して信念を持ちながら戦ったと思っております。本当に自分もそれで感動しました。
そして、試合の最後まで素晴らしい応援を継続して行ってくれたサポーターを笑顔で帰すことができて、非常に嬉しく思っています。この試合では自分たちは勝点3に値するものを出せたと思いますし、ここからまた自分たちのパフォーマンスを分析して、そして継続して、自分たちのフットボールを作っていければ良いなと思います」

Q:本当に素晴らしい90分間だったと思います。立ち上がり10分、20分ぐらいは自分たちの流れが作れないような時間帯があったと思いますが、その中で少しずつアジャストして自分たちの流れに持っていった辺りは、どのようにご覧になられていますか?
「それはゲームをどういった形で観ているかによると思いますが、良いスタートを切れたと思っていますし、ボールをうまく動かせていたと思っております。その中で、最初の30分間で自分たちが支配しながら、しっかりと使いたいエリアを使いながらやれていたと思っています。おっしゃった最初の20分間は、我々はボールを持ちながら、上手く動かせていながら、そこから相手のディフェンスを何か試すようなものというのが少しなかったかもしれません。ただその中でも自分たちの前への意図というのをしっかりと出しながらプレーできたと思っております。それを行った結果が2得点という形で自分たちのところに返ってきたと思っています」

Q:過去のことではありますけれども、このスタジアムでFC東京が90分で勝ったのは初めてです。サポーターにとって非常に歴史的な勝利だったと思います。その点について一言頂けますでしょうか?
「2000年から勝っていないということでしょうか?」

Q:Vゴールがあった時に一度勝っていますが、90分で勝つのは初めてです。
「本当にそれが起こったというのは、自分たちがパフォーマンスをしっかり出して、選手たちが周りを信じながら戦ったこと、そして選手たちが自分たちの信念を持って我々のフットボールをやったからだと思っていますし、先ほど言われた記録というものを破れてよかったと思います。それができたのも情熱を持ったサポーターの応援があったからこそで、彼らを東京に笑顔で帰すことができてよかったと思っております」

Q:先制点を挙げた長友選手ですが、代表復帰が発表されたタイミングで、ペナルティエリアの中に顔を出しての素晴らしいゴールでした。彼についての評価をお願いします。
「すごくいいパフォーマンスだったと思いますし、本当にクラブのレジェンドであると思っています。そして、この中のすごく良いリーダーだと思っていますし、このクラブの特別な選手だとも思っています。ゴールはすごく良かったと思いますし、それは自分たちが前半を支配しながら得点が生まれたと思っています。アグレッシブに、自分たちの意図を持ちながら、もう一度ビデオで確認しなければいけませんが、おそらくペナルティエリアの中だったと思いますけれど、サイドバックがそこまでアグレッシブに出てきたことで生まれたゴールでした。彼にとっては、これまで取り組んできたことの結果だと思いますが、同時に、それはチームとしてみんなで取ったゴールだったと思っています。
もちろん、FC東京を愛する全てのみなさんが、彼がまた代表に招集されたということを誇りに思っていると思います。また、彼にとっても特別なことだと思いますし、この日本という国にとっても特別なことだと思っています。本当に彼は赤ワインのような選手で、また年齢を重ねるごとに成熟していくと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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