「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第24節 福岡-新潟】「自分たちがスイッチを入れる守備、プレスを発動できなかった」/長谷部茂利

2023明治安田生命J1リーグ 第24節
日時:2023年8月18日(金)19:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/7.075人
結果:アビスパ福岡 0-1 新潟
得点:[新潟]オウンゴール(19分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「うまくいきませんでした。特に立ち上がりから失点するまでのところで言うと、自分たちの流れに持っていけなかった。入りが悪かったわけではないですけれども、セットする形が多く、パスを何本も繋がれて、繋がせていたというよりは繋がれて、なかなか自分たちがスイッチを入れるような形、守備、プレスを発動することができなかったので良くなかったなと思いながら、その時間が過ぎてしまって失点してしまいました。そこから逆に自分たちが得点を取りに、ボールを取りにいかなくてはいけない、前からプレッシャーかけ始めたら良くなりました。自分たちの形だと思います。あの形を最初から提示してやればよかったなと。うまくいかなかった、私の提示が少し悪かったなというような反省です。後半については積極的にリスクを冒して得点を取りに行きましたがシュートが入らなかった。残念でしたけれども、入ってたら引き分けだし、入らなかったから負けです。失点したところのボール際のところ、3対2でボールサイドに行ってるのにクロスを上げられている、しかも良いボールを上げられているので、そういう意味では、そういうところの差はあったかなというふうに思います」

Q:最初におっしゃったというのは、あまり構える形に固執しすぎたというか、構えながらもアグレッシブにいくようなことを狙っていたのがうまくいかなかったということでしょうか?
「戦略というんですかね。自分たちの守備の仕方の大筋はありますが、軸はありますが、そこから試合前に自分たちの形を選手に提示して試合をする、そういうことが多いんですけれど、今日はその中で提示したことがうまくはまらなかった。だから選手は少しやりづらかったと思います。『いつもみたいにもっと走らせてくれよ』というところがあったかもしれない、その辺がありました。それ以上細かくは言えません」

Q:前半で湯澤選手が交代しました。おそらくアクシデントだと思いますが、状態を教えてください。
「コンディション不良のような形なので、今(ロッカールームに)いるんですけれども、状況はちょっと把握できていません。コンディション不良という感じですね。どこかを痛めたっていう感じはなさそうです」

Q:新潟のような相手に先制点を取られると厳しいなと思いながら見ていましたが、1点取られた試合でもどうにかしなければいけなかったとも言えるでしょうし、新潟のようなチームに先制をさせてはいけなかったという考え方もあると思います。その辺りはいかがでしょうか?
「両方だと思います。1失点目、しかも先制点を取られた。そこが良くないし、自分たちがゴールに向かう、綺麗な形とか見ていて素晴らしいなという評価をもらえるような形ではないかもしれませんけれども、結構、ゴールに迫ったと思うんですね。少しずれていれば、相手のシュートブロックだったり、ゴールキーパーのセーブがなかったら入っていたという、そういうふうに持っていけたと思うので、それは十分評価に値するというか、シュートまでいってるので。それを最初から続けて、その中の何本かが入れば2点取れるとか、1点取れるということを実行してかなくてはいけませんが、今日はそれが遅かった。それはすべて、自分たちの守備のスイッチのところの入りが悪くなってしまって、それが尾を引いたかなと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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