「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第8節 新潟-福岡】「最後にペースを持っていかれてうまくクローズできなかった」/長谷部茂利

2023明治安田生命J1リーグ 第8節
2023年4月15日(土)14:03キックオフ
会場:デンカビッグスワンスタジアム/16,692人
結果:アルビレックス新潟 3-2 アビスパ福岡
得点:[福岡]紺野和也(17分)、小田逸稀(32分)、[新潟]伊藤涼太郎(47分、90+3分、90+5分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「前半は自分たちのゲームに持っていけていた。後半の立ち上がりの失点、また終盤の失点、後半に関しては五分五分の時間帯もあったと思いますが、全体的に新潟さんに分があるような、少し間延びをしてしまった、守備のところがうまくはまらない、攻撃のところが少し厚みがないというところがあり、相手に最後にペースを持っていかれてうまくクローズできなかった。そんなゲームになってしまいました」

Q:相手もあることですが、前後半でまったく別のチームになってしまいました。前半は、多分、用意されてきたことはすべて出せたと思うのですが、後半はどんな問題があったのでしょうか?
「一つはスタジアムの雰囲気。飲まれてはいけないんですけれども、そういうところはあったと思います。選手はそこでやりづらかった。相手に分があった。また自分たちの流れに持っていきたかったんですけれども、そこが攻撃、切り替えのところ、また守備のところでもうまく自分たちの時間に持っていけなかった。それが、前半と後半とまるっきり違ったなというふうに思います。それでも1点差で勝っていた中でうまくゲームを閉じることができれば何の問題もない、そういうゲームになったんですけれども、そこの改善が必要だなというふうに思います」

Q:最後の3分間だったと思います。相手は選手交代で勢いがつきましたけれども、こちらも交代で落ち着かせたかのように見えました。あの3分間はどのようにご覧になっていますか?
「ボールが出なくて交代もできずにというふうになってしまったんですけれども、少し選手の疲れ、故障も含めて問題がありそうだったので、なるべく自分たちが機能できるように選手交代をしようと思いましたが、私が考えた形ではスムーズにはいかなかったと。その辺で相手の方が上回った。そんなふうには感じます」

Q:相手の伊藤選手は水戸時代にご指導されていたとお聞きしています。彼のプレーをどのようにご覧になられていたのでしょうか?
「素晴らしかったですね。彼は攻撃面で人と違うプレーができます。今日のようにあんなに点を取られてはいけないんですけれども、そういうプレーができる選手ですね。私が一緒に仕事をしていた水戸の時よりも数段レベルが上がってプレーの質が高くなりました。抑えるのは難しかったですね。ただ、やはり次に対戦するときは抑えたいと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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