「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第22節 鳥栖-福岡】「アビスパ福岡の一つのプライド、誇りを持って今日も挑んだ」/長谷部茂利

2023明治安田生命J1リーグ 第22節
日時:2023年8月6日(日)19:08キックオフ
会場:駅前不動産スタジアム/17,799人
結果:サガン鳥栖 0-1 アビスパ福岡
得点:[福岡]金森健志(45分)

長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「熱戦だったと思います。ゴールは一つしかありませんでしたが、非常に良いゲームだったと勝ったから言えることと、またこれだけの雰囲気を両サポーターが作ってくれたことが選手たち、スタッフも含めて両チームに非常に良い光景だった、喜ばしい、そういう試合でした。どちらが勝ってもおかしくないようなゲームだったと思います。オフサイドで得点が取り消される、得点が認められなかった相手チーム。自分たちのシュートが少し相手よりも少なかった。そういう意味では、どっちが勝ってもというゲームだったと思いますが、最後のところは我々の選手たちが一つ上だった、そういうふうに思います。非常に良かったと思います」

Q:紙一重のゲームでしたが、勝負を分けたのは前半に相手にやらせなかった守備ではないかと思います。前半の守備については監督はどのようにご覧になっていますか?
「少し下がりすぎたなと。プレッシャーをかけられない、相手が上手でというところはあったと思いますが、もう少し走ろうよと。もう少しプレッシャーをかけることで自分たちがボールを取ることに繋がる。ただ、守っていることが守備ではなくてボールを取るまでが守備なので、そこから攻撃に繋げるという意味では、何回か良い攻撃に繋がっていましたけれど、ちょっと取る回数が少なかった、低かったそんなふうには感じています」

Q:今日もギリギリ勝負になりましたが、それもアビスパらしさかなと思います。
「まったくその通りで、ギリギリの試合しかないと言っても言い過ぎではないと思いますが、それでも勝点を積むということは、我々の力で言うと、そこがイコールだと思います。これがもう少し上手くなったり、強くなったり、チームワークがさらに上がれば、もう一つ上のところのステージに上がれると思うので、その手前にいる我々です。なので、辛抱強くうまくなること、強くなることに挑んでいきたいなと思います」

Q:最後の交代のところで、井上選手をサイドに出して、平塚選手を入れて3ボランチ気味にしましたが、それは最初から試合の狙いとしてあったのでしょうか?
「狙いと言うよりも、こういうことがあるという想定はしていました。水曜日にゲームをしている選手が多いし、怪我から復帰した選手たちも多いしという意味では選手が揃っていませんが、いま揃っている選手で今日のゲームを1-0、それ以上で終われるという戦略というか、そういうことは想定内であったので、選手には伝えていませんがコーチングスタッフで話をしてやったことです。ただ危なかった場合もあったので、交代が少し遅かったとか、スムーズに選手がプレーできていなかったかもしれません。映像を見て確認しないといけませんが、その辺が私も含めて、もう少し効果的な、効率の良い交代と終盤の抑え、ゲームクローズのところができたらなというふうな感想です」

Q:先ほど、サポーターの雰囲気などもお話されましたが、今日の試合もたくさんある試合の中の一つでもありますが、隣県対決、九州ダービーというところについて、どのようなものだと臨まれて、いまどのように感じいらっしゃいますか?
「絶対勝つ。そういう気持ちで挑んでいますが、そうも言い切れない。ただ、そういう姿勢で臨みます。鳥栖さんに対しては、これまでも、これからもずっと、そういう気持ちで挑みます。目くじらを立てるわけではなくて、いいライバルになれるように、もしくはそこを超えられるように、自分たちがいつも勝つように、選手とスタッフとファン、サポーターみなさんと、アビスパ福岡の一つのプライドと言うか、誇りというものを持って今日も挑みましたし、これからも挑んでいきたいと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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