【無料記事】【記者会見 J2第23節 福岡－栃木】「セットプレーで決まる可能性もあることは伝えていた」／長谷部茂利

2020年10月02日 19時11分　
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2020明治安田生命J2リーグ　第23節
日時：2020年9月30日（水）19:03キックオフ
会場：ベスト電器スタジアム／1,878人
結果：アビスパ福岡　１－０　栃木ＳＣ
得点：［福岡］福満隆貴（82分）

◎長谷部茂利監督（福岡）；
Q:試合を振り返って
「栃木さんと試合をするチームは、ほとんどがこういう形になってしまうのかなと感じながら、また想定しながら試合を進めていきました。得点チャンス、ピンチがお互いに少ない中でセットプレーで決まる可能性もあるよということは選手にも伝えていました。福満が直接入れるとは思っていなかったんですけれども、非常にいいゴールでした。そこから良くやるのか、時々やるのか、５枚の形にして試合を終えました。今日の試合で言うと、それよりも選手の怪我ですね。出場機会が少し少ない選手に今日のベストメンバーとして頑張ってももらいましたが、どこまで悪いか分からないんですけれども、怪我のところが心配です」

Q:中２日で、しかも栃木さんのああいうサッカーで非常に難しいゲームになったと思います。試合前はどのようなプランで90分間を戦おうと考えていらっしゃったのでしょうか？
「相手に合わせるというか、相手にやられないようにということです。彼らのやりたいサッカーというのは素晴らしいと思います。非常にスピードの、角度の、アプローチのいいプレッシャーをかけ続けてボールを拾い、しかも攻撃も守備も、前へ、前へと出てくる。それにはまらないようにということでした。ただ、前半の立ち上がりから、キックオフからはまっていましたので、あれではいけませんね。そういう意味では、飲水タイムを含め、ハーフタイムも含め、そうじゃないよという話をして、もともと話していたプランを遂行できるようにということで、はまる回数は少なくなったと思いますが、もともとのプランは相手の良さは良さとして自分たちが理解して、自分たちの良さを出すためにも、はまらないようにというものでした。はまり続けたら２点、３点やられてしまう。彼らはそれで結果を残してきているので、それにはまらないようにという話をし、結果、良くなって、流れが五分五分になったのではないかと思います。その中での得点でした」

Q:選手交代で流れを変えられた、引き寄せられたという印象があります。その点では手応えを感じたというところでしょうか？
「いえ、それなら良かったんですけれども、３枚交代しましたけれども、その直後に痙攣を起こして、１００％の力でプレーできなくなった選手もいましたし、そういう意味では采配ミスといっても言い過ぎではない、そんなふうに思います。結果として１－０で勝ったので、そこはフォーカスされないですけれども、私の中では失敗だと思っています」

Q:これで次の北九州の試合に勝てば、昇格圏内に順位が上がります。その点については、どのようにお考えでしょうか？
「同じように準備をしていくんですけれども、選手の疲れ、怪我のところもどこまで回復するのかということも含めて、またベストメンバーを選んで、選手にはベストパフォーマンスを見せてほしいなと思っています」

Q:前半の東家選手の交代はアクシデントということでしょうか？
「アクシデントですね。程度はまだ分からないんですけれども、プレーをした後に膝の近くに相手の足が入ってセンターサークルの辺りで倒れたんですけれども、それが結構効いたみたいです。そのあとも少しだけプレーしましたけれども、本人の方から少し厳しいということで、アクシデントで交代しました」

Q:連勝を伸ばす中で選手は自信を付けていると思いますが、メンバーを代えながらでも勝ちが続いたというところでは、今日出た選手も自信を付けたのではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか？
「その通りだと思います。今日の試合前に選手から『誰が出ても、自分たちはできるんだと証明しようぜ』というコメントがあって、全員がそれに向かって、その言葉通りに実行してくれたと思います。非常に今後も期待が持てる活躍でした」

Q:今日は桑原選手がリーグ戦初出滋養でした。監督から見て、彼のプレーぶりは伊賀賀だったでしょうか？
「本人の性格が欲出ていたなと。物おじせず、自分の長所を出そうと、特に前半は左サイドからぐいぐい行っていました。本人には、こちらからのオーダーで『どんどん攻めて行け。それが自分の良さだから、それを出さずしてどうする』ということがあったので、それで張り切りすぎて痙攣までいってしまったかなと。でも非常に良かったと思います」