「football fukuoka」中倉一志

J2第41節 vs愛媛 選手コメント その1

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2015明治安田生命J2リーグ第41節
日時:2015年11月14日(土)12:05
会場:レベルファイブスタジアム/15,750人
結果:アビスパ福岡1-0愛媛FC
得点:[福岡]中村北(35分)

◎中原 秀人選手
Q:先制点のシーンは、中原選手がオーバーラップして、北斗選手が中へ絞ってからのもので、シーズン序盤では、あまり見られなかった形からのものでした。
「あんまり覚えていないですけれども、考えて動いたというよりも、パスを出して、動いてと自然に体が動いたし、点も入りましたから、良かったと思います」

Q:久しぶりに、あまり前から来ない相手との試合で、中原選手、末吉選手のところから、どうやって動かすのかというところがポイントだったように思います。
「立ち上がりは、自分とスエ(末吉)さんのところから、あまり効果的なパスは出せなかったですけれども、変な奪われ方だけはしないようにと考えていました。田村と、堤さんのところから、シンプルに入れられる場面もあったので、ウェリントンに向かって、もう少しボールを入れても良かったかなと思います。足下と言う意味では、僕とスエさんから、ノリ(酒井宣福)と城後さんのところには何本か入っていましたけれど、それは自分たちの形ではないし、相手があってのサッカーなので、そこに入れて行くことも必要ですけれども、ハーフタイムに監督からも『間もいいけれど、もっと裏に入れてもいいよ』と言われていたので、もう少し、入れても良かったかなと思います」

Q:後半は相手が前から来ましたけれど、非常に落ち着いて対応していたように思います。その辺はチームとして意思統一されていたのでしょうか?
「そうですね。出てくることは分かっていましたし、そんなに前半のように攻め急がなくてもいいので、ブロック作るところは作ってやろうという意思統一は取れていました。少し、ディフェンスラインと、僕とスエさんの間を使われた感じがありますし、僕も後半は動けなくなって、そこを使われていて、FKになったシーンや、ピンチになったシーンも、その間を使われたからなので、そこはしっかりと修正して次に向かいたいと思います」

Q:1-0で、最後は凌ぎ切って勝つというところは、アビスパらしいなという戦い方でした。結局、そうしたベースがあるからこそ、いまの順位のような気がします。
「ここ何試合かに比べたら『らしさ』は少なくなっていましたね。ウェリントンのところからのチャンスというのも、いつもと比べれば少なかったです。でも、要所、要所でチャンスに近づける場面もありましたし、カウンターからのチャンスもあり、結果も勝利だったので、良かったなと思います」

Q:自然に体が動いたと、よく仰っていますが、今日は得点シーンを含め、攻守に渡って中原選手の要所でのプレーが光っていました。
「前半から体も動いていましたし、攻撃のところも、守備のところも、自分がイメージしていたプレーというものを、しっかりと表現出来ていたので、何も考えずに、いつもやっていることをやるだけだなという感じでした」

Q:リーグ戦は、いよいよ1試合を残すだけになりました。改めて、どんな意識で臨みますか?
「先を見ずに、1試合、1試合、やるだけです。今日と一緒です」

Q:今日も勝って7連勝です。改めて、プレッシャーを感じる部分はないですか?
「いえ、僕は最近、試合に出ているだけなので、目の前の試合のために1週間準備して、しっかりと取り組むだけです。そうすれば、こういうふうに結果が付いてくると監督も言っていますし、それを信じてやっているので、それを続けて行くだけです」

Q:前半戦の11戦負けなしと、今の11戦負けなしでは、意味が違うというか、内容が違うと思います。
「自分は試合に出ていなかったし、外から見ているだけだったので、他のみんながどう感じているかは、ちょっと分からないですけれども、いい勝ち方はしていると思います」

Q:外から見ている分には、負ける気がしないというか、苦しい時間があっても、きっと凌ぐだろうなという感じがします。
「やっていても、後半は苦しい時間帯もありましたけれども、(中村)航輔を中心にしっかりと守れていたので、ミスはなかなか出てこないなというのはありました」

◎末吉 隼也選手
Q:試合を振り返って
「相手も、勝ったら4位に上がれるチャンスがあるチームだったので、絶対に勢いを持って来ると思っていましたし、ハードワークしてくるチームなので手こずりましたけれど、上手く先制点が取れました。前からプレッシャーに来るというよりは、ブロックを作ってショートカウンターを狙うという感じだったので、焦らずに回すところは回して、縦パスを引っかけないようにと意識して試合をしていました」

Q:向こうは、ウェリに合わせてきたところのセカンドを、しっかりと拾うという意識で来ていたと思いますが、その辺りで、何か変えたようなところはありますか?
「さっきも話した通り、前からプレスに来るというよりは、自陣にブロックを作ってから、自分たちのパスミスだったりというところを引っかけてショートカウンターという形を狙っていたし、ウェリの周りに、あまりスペースもなかったので、無理に入れずに、自分たちでボールを回しながら、相手を走らせながら、焦らずにやっていました。相手を走らせて疲れさせれば、攻撃に移った時にパワーを出せないと思っていたので、わざとゆっくりやっていましたし、追加点が取れなかったのは残念ですけれども、全員で上手く守れたのは良かったと思っています」

Q:中原選手が前へ出て行っていたので、末吉選手は、少し低い位置でバランスを取りながらやっていたように見えました。
「チャンスがあれば、どちらが出て行ってもかまわないですし、どちらが前とかは決めていません。奪い方が良ければ、ボールサイドにいる方が、ボールを持っている選手を追い越して行ったりだとか、群馬戦でも、(中原)秀人が追い越したことで北斗さんがフリーになって、そのクロスをノリ(酒井)がヘディングで決めましたが、ああいう状況を作れれば相手も嫌でしょうから、ボランチの1枚が積極的に前のサポートに行ければいいのかなと思いますね」

Q:磐田にプレッシャーをかけられた勝利でもありました。
「そうですね。今日、磐田が勝っても、自分たちは最終節までチャンスを残すことが出来たので、最終節は大分に頑張ってもらって(笑)。大分も勝たないといけない状況なので、そこは大分を応援します(笑)」

Q:前回、昇格を決めたのもアウェイの岐阜戦でした。
「ああいった形で昇格出来ればいいと思うし、あの時も、千葉が負けると思っていなかったので、飛行機を降りた時に結果を知ったのですが、あの時のように、みんなで喜べればいいですね」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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