「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント YBCルヴァンカップ第1節 湘南-福岡】「やってきたことを体現できた」/山田直輝/杉岡大暉

2022Jリーグ YBCルヴァンカップ 第1節
2022年2月23日(祝・水)15:03キックオフ
会場:レモンガススタジアム平塚/ 4,770人
結果:湘南ベルマーレ 3-1 アビスパ福岡
得点:[湘南]山田直輝(14分)、杉岡大暉(45+1分)、[福岡]城後寿(79分)、[湘南]大橋祐紀(88分)

山田直輝選手(湘南);
Q:まずゴールシーンを振り返っていただけますか?
「ボールを受けた時に前を向けていたので、ひとつ左に外して相手の股を抜くというイメージのまま入ったのでイメージ通りでした。すごく満足しています」

Q:アシストという結果もありました。去年の途中から平岡選手とポジションを争っている中で結果を残せたことに関してはいかがですか?
「平岡選手もすごく良い選手ですし、お互いに切磋琢磨して良いチームにできたらなと思っています。今日に関しては自分が結果を残したことで彼ももっとやらなくてはと思ってくれたと思いますし、もちろん自分が試合に出るつもりで毎試合、毎日、プレーしています」

Q:平岡選手については、どんな選手だと捉えていますか?
「前に推進力があって、身体が強くて、ゴールに絡んでいける選手だと思うので、もっともっとゴールに絡んでいってほしいなと個人的には思っています」

Q:すぐにリーグ戦がきます。そこに向けての意気込みはいかがですか?
「自分のできることをやってチームの力になれるようにということを毎日考えているので、それだけだと思います」

Q:アシストをした2点目のシーンも山田選手らしいプレーでした。あのシーンも振り返っていただけますか?
「いい関係性でペナルティエリアの脇を取れるタイミングだったので、杉岡が僕の動きを見ていてくれて出してくれて、僕の動きで相手も中を閉めていたので、もう一回杉岡に返したところでしっかり決めてくれました。彼に感謝しています」

Q:今シーズンはチーム内での競争が激しいと思います。その辺も含めて、チーム力の手応えについて聞かせてください。
「ルヴァンカップで、この前のJリーグに出られなかった選手が中心の試合でしたけれども、メンバーを見てもJリーグに出ている選手を脅かせる選手だと率直に感じましたし、自分たちの方がいいプレーができるというのを見せたいと思ってプレーしていたと思うので、チーム内の競争があって、今年はチームとしても、個人としても、どんどん上に行けるのではないかと思っています」

Q:1点目も山田選手がプレスをかけていたからこそボールが入ってきたと思います。そういう意味では、気持ちの入った部分というのがあったのでしょうか?
「常に全力でやるというのは自分の良さでもありますし、ウェリがいたので、ウェリの近くにいればボールがこぼれてくると思っていました。そこで僕が拾って、ウェリがしっかりつないでくれたので、狙っていた形というか、自分がやらなければいけないことをやって得点が取れたので良かったと思います」

Q:山口監督の下で始動して、今まで積み上げてきたものにプラスしてできたことなどがあれば教えていただけますでしょうか?
「去年から智さんが監督になって、いい試合をしているけれども勝ち切れないということがあったので、今年に入ってからは『勝利のために戦う』ということを智さんが言っていますし、それを表現できて3得点取れたということで、去年から今年にかけてやってきたことを体現できた試合だったかなと思います」

Q:去年もチーム内で一番出場時間が長くてゴールも取ったということと、今日のようなゴールも取ったというところで、去年から高いレベルを継続できている要因みたいなものを教えていただけますか?
「ちゃんとピッチに立てていることではないですかね、怪我をしないで。1年間通してやれるようになったというのは今までなかったので、それができていることで力を一定に出せているのかなと思います」

Q:メンタル的なコンディションが上手くいっているという部分なのでしょうか?
「そうですね。最近自分がやっていることが自分の中ですごくはまっていると思っていて、それはいろいろなことですけれども、それを毎日できているということが怪我をしないことにもつながっているし、ビッチに立てることにもつながっていると思っています」

Q:ゴールだけではなく後半もチャンスがあったと思います。その辺りはいかがですか?
「後半のチャンスは決めなくてはいけなかったですね。今年の公式戦の1試合目ということで、後半は足が思うように動かなくなってしまったというのは今後の課題です。けれども今日はチームが勝てたということで良かったと思います」

Q:今日は前半から、前線、中盤との関係性が良かったと思います。その中で、ベルマーレに復帰した永木選手との関係性というのはいかがでしょうか?
「亮太君とはすごく話もしていますし、距離感や3ボランチのやり方とかを話していたので、亮太君の復帰戦でしたけれども、そういうことを感じるこくなく、やりやすい中盤の関係性ができていたと思います」

Q:今シーズンはポジション争いもし烈だというところで、改めて、今シーズンを戦う意気込みを聞かせてください。
「ライバルは多いですけれども、逆に言えばすごく心強い仲間なので、この仲間たちと切磋琢磨して、チームを一つでも上にもっていけるように、自分も日々成長していきたいと思っています」

杉岡大暉選手(湘南);
Q:まずご自身のゴールシーンを振り返っていただいてもいいでしょうか?
「最初に自分がボールをもらった時に(山田)直輝くんがいい感じに抜け出していたので、そこだけ丁寧に流し込むことを意識していました。その後、あまり準備をしていなかったんですけれども、山田選手がいいリターンをくれたので、押し込むだけというか、流れに身を任せる感じでいいところに蹴れたと思います」

Q:お子さんが生まれた直後の試合で、1点目が決まった後にも「ゆりかごダンス」がありました。そのあとに自分が決めたということも含めて、お子さんが生まれた直後の試合で活躍ができたことについての感想を聞かせてください。
「自分自身も今年初のスタメンで気合が入っていましたし、子どもも生まれて改めて父親として家族を支えていかなければいけない立場になりましたし、妻も子どもも出産で頑張ってくれたので、その恩返しはピッチで表すしかないと思っていました。まずは結果に出て良かったなと思います」

Q:点を取った後は「一人でやれよ」という感じだったのですか?
「そうですね。なかなか点が取れるポジションでもないので1点目でやってもらったんですけれども、せっかく取れたのでみんなも『やってこいよ』という感じでやれたので、良い記念になりました」

Q:右足でのシュートでしたが、その辺りはいかがでしょう?
「距離的にも右足でないと届かないところでしたけれども、近かったので触るというか、押し込むだけというイメージで蹴ったら、頭を抜けて、いいブラインドになって、いいところに入ったかなと思います。右足で決めたのはプロになってから2点目くらいですかね」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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