「football fukuoka」中倉一志

チャンスを活かしたい(中原貴之)

150917_06

内容:練習後の共同囲み取材
日時:2015年9月17日(木)
場所:雁の巣球技場

◎中原 貴之選手;
Q:久しぶりに先発のチャンスが回ってきそうですね。
「準備してきたものを、いかに出せるかというところですね。せっかくのチャンスなので、これを活かしたいと思います。現実的な目標として10ゴールは挙げたいと思っていて、そのためには札幌戦で得点を取らないと難しくなるということもありますし、出るからには点を取りたいという気持ちは強いです」

Q:最近の試合では、サイドからボールが入ってくることが多くなっていて、中原選手にとっては、やりやすい状況にあるのではないかと思います。
「チームとしてビルドアップの部分が少しずつ良くなって来ていると思うので、無理なボールばかりではないというのは、自分にとってはいい状況だと思います。とにかく、どういう形でもいいので点が欲しいですね」

Q:ゴールということでは、エゴイストな部分も出していきたいところでしょうか?
「もちろん、そこを出したいという気持ちはありますが、まずはチームが勝つことが第一です。最近は、試合終盤に短い時間プレーすることが多いのですが、その中でも、自分に与えられた役割を必ず果たそうと思ってプレーしていますし、札幌戦は、最初から出るのか、途中出場か分かりませんが、いつもと変わらず、与えられた役割を果たすことが一番の仕事だと思っています。その中で点を取ることがベストだという気持ちに変わりはないですね」

Q:ここまで、地道に勝点を重ねてきた印象がありますが、チームをどのように見ていますか?
「ずば抜けて強いチームであれば簡単に昇格するかも知れませんが、仙台の時もそうだったように、手堅くというのが現実的な考え方だと思います。そういう意味では、今年は去年とは全く違うチームだと思うし、内容的には物足りなさもあると思うんですけれども、大崩れしないという意味では安定感があり、それが最後まで続けば昇格の可能性は見えてくると思うので、そこは1年間通してぶれずにやれればいいと思います。その中で、誰が出ても、いいパフォーマンスを発揮して勝つことで、それがまた、チームとしての力にブラスされていくものだと思います」

Q:結果を掴むことで、少しずつ成長してきたというところでしょうか?
「地道に勝点を重ねることや、選手が試合に出続けて結果を得ることでチーム力は付いてくると思いますね。例えば、田村は、ディフェンスの中で一番安定しているのではないかと思える位のパフォーマンスを発揮していますが、やはり、試合に出ることで自信を掴んだから、そういうプレーが出せていると思います。ここまで、チームと一緒に選手が成長していって、いいチームになって行くという理想的な形で来ているので、このまま失速せずに勝点を重ね続けられればと思います」

Q:シーズン終盤まで緊張感を持った戦いが出来るというのは、選手にとっても、チームにとっても大きいですね。
「仙台の時も入れ替え戦とか、最後までいい位置にいたりとか、ぎりぎりまで戦った経験がありますが、選手としては、シーズンの最後まで消化試合がないというのが一番いい形だし、緊張感を常に持ち続けてやれるというのは、すごくいいことだと思います。こういう空気を若いうちから経験できれば、その先に必ずつながるので、チームもそうですけれど、選手もみんな、すごくいい状態にあるのではないかと思います」

【中倉一志=取材・文・写真】
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ