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石井紘人のFootball Referee Journal

山本雄大、荒木友輔、御厨貴文、高崎航地が示した今季のJリーグの基準『標準を上げた』判定とは?【JFA審判委レフェリーブリーフィング3/18④】

318日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会が今年2回目となる『レフェリーブリーフィング』を開催した。

冒頭、扇谷健司JFA審判委員会委員長が挨拶時に、「アクチュアルプレーイングタイム(APT)を伸ばすために判定基準が変わった」と報じられている事について明確に否定。加えて『では、なぜそのように感じる人達がいるのか?』というテクニカルな部分について佐藤隆治JFA審判マネジャーJリーグ統括が実際の映像を元に説明を行った。

山本雄大レフェリーがノーファウルとした横浜FC×ファジアーノ岡山戦の21分の腕は出ているコンタクトの連続について、佐藤マネジャーは

「もちろん接触はしています。ただ、ボールに向かってお互いにプレーしててる。ノーフルが妥当です」。

他にも、荒木友輔レフェリーが見極めた鹿島×FC東京戦の30分、御厨貴文レフェリーがジャッジしたFC東京×名古屋グランパス戦の19分など、接触後に選手が倒れてはいるものの、「サッカーの中で認められたコンタクト」である。
秀逸だったのが、高崎航地レフェリーが担当した川崎フロンターレ×名古屋グランパス戦の27分のレフェリングだ。コンタクトが連続し、一度目はノーファウル、次を懲戒罰と判定した。

佐藤マネジャーは「ここでフォーカスするのは、最初のコンタクトです。昨年は吹いていたかもしれません。
特にコンタクトで、ディフェンス側の選手が倒れていると、主審が少し安全運転の意識が強くて、笛を吹いていたケースがあるかもしれませんが、このコンタクトはサッカーの普通のプレーですよね。

青の選手が赤の選手の前に立って体を入れて、それに対して赤の選手が何かフィジカルアクションをしているか。コンタクトはありますが、何か押したり、引いたりというフィジカルアクションはしていない。

ですが、昨季を振り返ると、いくつか吹いてしまっていました。

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