綱島のハンドの反則でのPKのチェックに荒木友輔VARの時間がかかり、主審もRRAが長かったのはカードの色?【東京ヴェルディ×鹿島アントラーズ: 笠原寛貴レフェリーチーム批評】
ハンドの反則かどうかとカードの色が物議を醸している。
それは東京ヴェルディ×鹿島アントラーズ戦の85:05分、藤井のペナルティーエリア(PA)内左からのシュートを、ゴールエリア付近で綱島が右肩から腕の付近でブロックし、ゴールを阻止したシーンだ。
笠原レフェリーは右サイドからの展開ということもあり、中央にポジションをとっていた。事象をみるために、左側に動きをかえたが、かなり外側に行かないと腕にあたったかどうかをOnFieldDecisionで見極めるのは難しい。
解説の林陵平氏はハンドの反則を疑っていた一方で、実況は「どこに当たったでしょうか?」と確認に回ったように、レフェリー目線に近い中継映像からはクリアに見えなかった。
だが、ゴール裏からの映像を見ると、腕に当たっていた。
VARがハンドの反則の可能性でチェックを行い、86:04、OFRに。
VARもハンドの反則は決めていたと思う。迷っていたのは、おそらくカードの色・シチュエーションではないか。88:30、笠原レフェリーはPKをとった一方で、ノーカードの決断をする。
今夏の競技規則改正後、PA内のハンドの反則でレッドカードとなるのは、FIFAワールドカップ2010南アフリカ大会ラウンド8のウルグアイ×ガーナ戦でルイス・スアレスがおかしたあきらかな意図をもったハンド行為というのは整理できていた。
しかし、この綱島のハンドの反則には、私はイエローが出ると思っていた。
■なぜイエローカードは出なかった?
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