石井紘人のFootball Referee Journal

「ゴールラインに間に合わないという時でも「これ絶対に判断できない」と審判は言いたくなくて」場合によっては視野や動体視力の重視を【4.22レフェリーブリーフィングレポート②】

4月26日、オンラインにて日本サッカー協会審判委員会による『レフェリーブリーフィング』が開催され、3月末から4月末のJリーグの事象について説明が行われた。

まずは、扇谷健司JFA審判委員会委員長の挨拶から始まり、続いて東城穣JFA審判マネジャー Jリーグ担当統括が四つの事象について映像と共に改善策を示した。

【ゴールライン上にいなくても、「得点」を認めることができる場面はあるか】【「無理、できない」「人間では不可能」と言うことは簡単である】【人間の限界、審判員としての限界は、まだ先にあるのでは】

非常に興味深かったのが、改善策の一つとして動体視力の重視をあげたことだ。これは動作解析のスペシャリストである夏嶋隆氏も提唱しており、ピエルルイジ・コッリーナの鶏のようなジャッジの仕方を「頭を動かさないことで、視界のカメラを確保しているから、的確なジャッジに繋がっていた」と解析していた。

以降は、東城氏の詳細な改善策をレポートしたい。

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