J1第26節のベガルタ仙台×FC東京戦、福森がジョアンオマリを押したというジャッジはPKではなくシミュレーションでは?【レフェリーブリーフィング後編】
扇谷健司Jリーグ審判デベロップメントシニアマネジャー
「VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の来年度に向けて、冒頭で黛(俊行JFA審判委員会)委員長からご説明させて頂いたように、2021年の一年間をかけて資格を取得した第三グループのVARたちが、レベル、経験値を早く上げて、2022年シーズンで活躍できるようにしていきます。
VARの技術的部分では、VARオンリーレビュー時のコンファーム(映像から見る判定の確証や裏付け)、映像を確定させて、Jリーグ中継の方々にお渡しする。実はVARはこういった作業もありまして、ここもしっかりと行っていきます。
今シーズンのデータからも、2022年シーズンもハンドの反則やオフサイドのチェックは多くなると思います。さらにトレーニングを積んで、より一貫性のある判定をします。
またVARのインテグリティ(高潔・責任・論理)を守るための努力も行います。VARの言葉や態度、VOR(ビデオオペレーションルーム)を常に誰から見られても「VARはしっかりしている」「VARに何も問題ない」と思われるようにしなければいけません。
なぜかと言いますと、今、世界でもVARについて色々な議論が行われています。(VARの音声の公開の議論が起きるなど)VARの映像には、皆さん、非常に興味があると感じます。
だからこそ、「VARは〇〇の判断をして、〇〇になったんだ」と説明出来ることが担保されていなければならない。世界では色々なことが起きている中で、日本のVARはインテグリティを守る努力を更に行います。
最後になりますが、今年一年間、フィールド上の審判員の判定をより高め、より信頼性があるものにすると審判員に求めてきました。VARありきではなく、まずはフィールド上の判定を正しくする、レベルを上げていくことを伝えてきました。
W杯予選など様々なことが起きていますが、我々Jリーグ担当審判員は、常にフィールド上のレベルを上げる努力をし、VARはそのフィールド上の審判員の判定をしっかりとサポートしていきます。」
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