石井紘人のFootball Referee Journal

無料コラム:ハンドリングやジュビロ磐田×セレッソ大阪戦のPK、名古屋グランパス×柏レイソルのオフサイドなど14シーンを説明【審判委員会レフェリー記者ブリーフィング】

本日JFA(日本サッカー協会)ハウスにて『2018 3 JFA レフェリーブリーフィング』が開催された。これは、「Jリーグやその他の試合であった事象について説明し、レフェリングや判定について理解をより深めることを目的とするもの」。今回は前回(参照リンク)から明治安田生命J1リーグ第 15 節、J2リーグ第 15 節まで、YBC ルヴァンカップ グループステージ 第 6 節までのレフェリングが振り返られた。

この期間でクラブから判定に対する疑問が上がり、試合後に意見交換会を行われたのは全体の18%。その18%のなかで、実際に判定にミスがあったのは約3割で、逆説的にいうと多くの判定が正しく、「前回より、そして昨年よりもポジティヴな数字」(上川徹JFA審判委員会副委員長)といえる。

そんな今回のブリーフィングで時間が割かれたのがハンドリング。集まったメディアもハンドリングに対する認識が充分ではなく、たとえばJ210節のツエーゲン金沢×大分トリニータ戦の46分のシーンは、9割近いメディアがハンドリングとジャッジしたが、実際は適用されない(参考記事:ハンドリングとは?)。

他にもFBRJで議論になったJ111節のジュビロ磐田×セレッソ大阪戦(参照リンク)の誤った判定や正しい判定、J115節の名古屋グランパス×柏レイソル戦(参照リンク)などのジャッジが取り上げられた。詳細は後ほどレポートしたい。

 

レフェリーブリーフィング後、囲みにてFBRJ読者の質問を審判委員会に訊く

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