2013J2第17節 千葉×山形 佐藤隆治審判団評
■主審:佐藤隆治
採点:1
「ほら、やっぱりアイツはダメだ」
という論調がスタンダードでは、審判側もオープンにはなれない。批判は、批評のなかで行なうべきだと思う。
この試合を任されたのは佐藤隆治主審。
試合は、フェアな展開で進み、佐藤主審の笛が鳴る時は、両チームともにファウルだという雰囲気になった時で、明確な基準がある。
32分には、ドリブルに対し、裏から不用意に押した中島に注意を与える。34分、ドリブルを裏から足を引っ掛けて止めた大岩に警告。注意→カードという基準も分かりやすく、メッセージとなっている。一方で35分のボールアウトは千葉のCKだったと思う。
36分にもファウルチャージを続けた佐藤に注意。程度が強くないため、懲戒罰ではないのは納得できる。39分のボールアウトへ不満を示す兵働とのコミュニケーションも良い。
45分、裏に抜けたケンペスをホールドで止めた西河に警告。ジェスチャーで示し、かつコミュニケーションもとるなど、レベルの高いマンマネジメントをみせる。直後のフットボールコンタクトの応酬からファウルの見極め、そしてコミュニケーションも選手のストレスを軽減するもので、質の高い前半だった。千葉のゴールキック時にはケンペス、セカンドボールを見極められるポジショニングを予測するなど、J1レフェリーである所以をみせる。
52分のロールバックや介入の仕方、プレイスする位置なども厳格で厳正。いつもの佐藤主審である。
そんな中、迎えた57分。
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