川本梅花 フットボールタクティクス

無料記事【サッカーコラム】最も弱い代表チームはどこだ?

【サッカーコラム】

最も弱い代表チームはどこだ?

弱い代表チームの定義は何だろうかと考えた場合、答えは単純なものになるだろう。代表同士の試合で、無得点なおかつ大量失点の代表チームを調べればいい。古くは、1982年のW杯スペイン大会でハンガリーに1対10で敗れたエルサルバルだろうか。それとも、1908年のロンドンオリンピックでデンマークに1対17で敗れたフランスだろうか。さらに、2002年の日韓W杯の予選でオーストラリアに0対31で大敗したアメリカ領サモアだろうか。サモアよりも弱い国の代表があったのである。

2015年にパプアニューギニアの首都ポートモレスビーで開催されたパシフィックゲームズに出場したミクロネシア連邦という国がある。ミクロネシア連邦とは、607の島からなる南太平洋の島国で、人口は約10万人だと言われている。そのミクロネシア連邦のU-23代表チームがその大会で、タヒチに0対30、フィジーに0対38、ヴァヌアツに0対46で敗れている。3試合で114失点であり無得点に終わっていることをみれば、最も弱い代表チームは、ミクロネシア連邦で決まりだ。

川本梅花

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