【無料公開】2023年に最も読まれたWMコンテンツ・ベストイレブン<3/3>
【1位】強すぎる町田と「黒田サッカー」がJリーグに与えるインパクト(2023年8月12日@Gスタ)
そして第1位は、FC町田ゼルビア。町田GIONスタジアムで開催された、ジュビロ磐田との天王山を取材したフォトギャラリーが、2023年で最も多くの会員に読まれるコンテンツとなった。
こちらにも書いたとおり、町田については関東1部を戦っていた2007年から、折に触れて取材してきた。それだけにJ1昇格は嬉しい限りだが、2023年のJ2での「悪役ぶり」は、いささか気になるところ。黒田剛監督のスタイルについても、立場や見方によって、評価は真っ二つに分かれている。
いずれにせよ、来季は初めて、J1で3つの東京のクラブがしのぎを削ることになる。その楽しみと期待のほうが、今のところは大きい。首都でトップリーグが盛り上がれば、クリアソン新宿や南葛SCの注目度も、さらに上がることだろう。今年は「東京のサッカーが面白い」シーズンとなるのかもしれない。
最後に、ベストイレブンを並べてみての総括を述べる。11本中5本が水曜コラム。それも「炎上ネタ」が多かった。それ以上に気になるのが、7位のリブランディングについても、4位のキックオフカンファレンスについても、きちんと記事にした同業者が、ほとんどいなかったことである。
私自身、特定のクラブの番記者ではないので、ほとんど忖度なしで記事が書けることが強みとなっている。それはそれとして、よりオープンな議論が活発に行われるサッカー界であってほしい。それが2024年を迎えた今、個人的に強く望むところである。
そんなわけで、今年も宇都宮徹壱ウェブマガジンをよろしくお願いします。
<この稿、了>
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