宇都宮徹壱ウェブマガジン

宇都宮徹壱ウェブマガジン「ただ今準備中!」3月前半戦!(編集部・森衿子)

 先週水曜日にWMでウクライナ危機についてのコラムをアップした翌日、危惧していたロシアによるウクライナへの攻撃、侵略が始まりました。これを受け、WMではこのコラムを急遽、無料公開といたしました。ウクライナとロシアの現状をサッカーという視点から考察した、服部倫卓さんの分析をより多くの方々に読んでいただきたいと思います。

【無料公開】ロシアのウクライナ侵攻は不可避の段階なのか? 旧ソ連ウオッチャーが「サッカー」から読み解く

 また3月3日21時より、服部さんをTwitterのスペースにお招きする予定です。

 今回のテーマは「われわれはロシアのプーチン大統領をどう理解すればいいのか」。先週のJリーグでも、セレッソ大阪対京都サンガF.C.の試合では、セレッソサポが「平和な世界でサッカーを!」の横断幕を揚げていました。また、アルビレックス新潟のロシア国籍を持つイッペイ・シノヅカ選手は、ゴールを決めた試合後の取材で「6年間住んだロシアが戦争を始めた。政治的理由があるにしろ、やってはいけない」と語っています。日本に住む私たちサッカーファンにとっても、今回のロシアの行為は決して無縁のことではありません。ご興味ある方は、是非ご参加ください。

 さて、WM3月前半戦の予告です。第1週はお待たせしました! 2月12日のFUJIFILM SUPER CUPでのマスコット大集合の模様をフォトギャラリーでお届けいたします。早朝のグリーティングから試合後に行われた大運動会まで、日産スタジアムのピッチでわちゃわちゃしていたマスコットたちの一日を、宇都宮が丹念にカメラで切り取りました。こんな殺伐とした時代だからこそ、平和を象徴するかのようなマスコットたちに癒されてください。

 第2週は、今月14日から開幕するJFL特集! OWLmagazineのアンバサダーで奈良クラブサポの桝井かほさんが、日本サッカー界の革命家・ロック総統に、JFLの魅力と「今そこにあるサッカーを愛せ!」について教えを乞うという異色対談。実はかほさん、総統の息子さんと同い年であることが判明! 世代を超えたサッカー談義にも注目したいところです。

 最後に嬉しいご報告です。今年のサッカー本大賞に『蹴日本紀行』がエントリーされました! 是非、「あなたが選ぶ最も面白かったサッカー本はどれ?」の投票でも、『蹴日本紀行』に一票をお願いいたします。

 まだお読みでない方は、徹壱堂にて著者サイン本を絶賛発売中ですので、アウェイ旅のお供に、おうち時間での旅気分で是非、お読みください。

 また、次回のハフコミウェビナーは3月7日に開催。明日、特別講師も含め情報公開予定ですので、こちらもお楽しみに!

 気になる欧州サッカー情勢ですが、ポーランドとスウェーデン、チェコが、ワールドカップ・カタール大会の欧州予選プレーオフでのロシア戦を拒否宣言。また欧州のリーグからも、さまざまなニュースが報じらています。ディナモ・モスクワ所属のロシア代表、スモロフは早くからインスタグラムで「戦争反対」とコメント。アタランタ所属のウクライナ代表、マリノフスキーがゴール後に「No War in Ukraine(ウクライナに戦争はいらない)」と書かれたアンダーシャツを見せたところ、レフェリーはカードを出さなかったそうです。

「政治とスポーツは切り離すべき」とはよく言われたものですが、フットボールの歴史は、政治と無縁で語ることができません。処分以上の身の危険も覚悟し、意を決してアクションしている選手を思い浮かべながら、3月3日のスペースもご参加いただけると嬉しいです。それでは3月前半のWMもご愛読よろしくお願いいたします。

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