宇都宮徹壱ウェブマガジン

宇都宮徹壱ウェブマガジン「ただ今準備中!」3月後半戦!(編集部・森衿子)

 JリーグやKリーグといったアジア圏のみならず、セリエA、リーガ・エスパニョーラ、プレミアにリーグアンと、世界的に「サッカーのない週末」が到来しています。毎日のように選手の罹患など沈鬱なニュースも続く中、キラリと光っていたのがリバプールのユルゲン・クロップ監督によるコメントの数々でした。

 (新型コロナウイルスについて意見を求められ)

 私は、政治やコロナウイルスのようなシリアスな問題について、サッカー監督の意見を聞きたがる風潮が理解できない。私は素人だ。有名人だからという理由で私の意見を尊重する必要はない。ごらんの通り、私は野球帽をかぶった、自分のヒゲをきれいにしておくことさえできない男なのだからね。

リバプール公式サイトでのファンへのメッセージ)

 そう、私はこのチームそしてクラブの監督だ。そしてピッチ上における我々の未来についても責任を持ってリーダーシップを発揮していく。しかし、現在の状況では、この街、この地域、この国、そして世界中で不安や不透明な状況に直面している多くの方々に対して伝えられるのは、専門家のアドバイスに従い、互いの健康管理に気をつけることだ。それ以上のことを私が話すのは、完全に間違っている。

 チームから我々のサポーターに向けてのメッセージは、君たちの健康についてのこと、それだけだ。健康が何より大事だからだ。あらゆる感染リスクを避けること。そして、私達の社会で弱い立場にいる人たちのことも気にかけ、思いやりを持った行動をしてほしい。

 どうか、身体を大事に、そして、互いに気遣いあっていこう。

You’ll Never Walk Alone,
Jürgen

 リーダーとはかくあるべし、の見本のようなメッセージです。わが国のリーダー達は何故こういうメッセージを発することができないのか、疑問を通り越して憤りを感じる毎日ですが、ちょっと気分が滅入る時には「手洗いソング」で「ユルネバ」を歌い、乗り切ることにします。皆様も手洗い励行で、どうぞご自愛ください。

 それでは3月後半戦の予告です。3月第3週は、先月8日に東京・渋谷で開催された宇都宮徹壱WMプレゼンツ「2020Jリーグマスコットを語り尽くす」の模様をお届け! お笑いタレントの平畠啓史さん、漫画家の千田純生さん、サンフレッチェ広島の吉武雄太さん、そしてヴァンフォーレ甲府の山地渚さんという豪華な顔ぶれで行われた、このイベント。サプライズゲストの登場で盛り上がった会場の熱い雰囲気を、あますところなく再現したいと思います。

 そして3月第4週は、マスコット好きで知られるジェフユナイテッド千葉サポーターのいぬゆなさんが登場。このほど「いぬゆな屋」という屋号で、応援するジェフ千葉のスポンサーとなったいぬゆなさん。サポーターからスポンサーへとステージを上げた理由は何だったのでしょうか? そもそもクラブスポンサーというものは簡単になれるものなのでしょうか? こちらのインタビューは、まず動画にてお届けする予定です。

 そして既に一次選考通過作品を発表済みの『Jリーグ延期特別企画! WM「癒やしのマスコット」写真大賞』ですが、大賞発表は3月21日(土)です。ツイッターでは「#WMJMascot」のタグで追っかけていただけますので、是非こちらもチェックしてくださいね。

また新型コロナウイルスに関するJリーグの会見は、引き続き可能な限りフォローしていきます。動画での速報レポートも多いので、WMチャンネルの登録はお忘れなきよう!

 それでは3月後半も宇都宮徹壱WMをよろしくお願いいたします。

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