宇都宮徹壱ウェブマガジン

【無料公開】「青い巨塔」を巡る騒動から遠く離れて(2018年5月19日@浦安陸上)

 ガーナ戦に向けた日本代表27名のメンバー発表があった翌日の19日、ワールドカップ中断前のJ1の試合ではなく、思うところあって浦安市運動公園陸上競技場に向かった。関東リーグ1部の前期第6節。カードはブリオベッカ浦安対VONDS市原FCである。

「地獄の関東リーグ」も第6節を終え、市原と栃木Uの2強が抜け出した。次節、両者は直接対決を迎えるが、開催されるのは1カ月後の6月24日。ご興味のある方は、今のうちに予定を空けておくことをお勧めする(ちなみに日本対セネガルもこの日だ)。

 ところで「青い巨塔」を巡る一連の騒動では、こちらもかなりささくれた気分になっていた。だがありがたいことに、浦安陸上のピッチには生臭い話とは無縁の爽快さが満ち溢れていて、ようやく心を鎮めることができた。J1はしばらくお休みだが、ワールドカップ期間中でもJ2やJ3やJFLや地域リーグは開催されている。こんな時だからこそ、「ご近所のサッカー」に触れてみてはいかがだろうか。

 日本代表のロシアでの戦いが、たとえ残念な結果に終わってしまったとしても、必要以上に悲観する必要はない。そのことをあらためて実感できた、久々の地域リーグ取材であった。

<この稿、了>

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