kumamoto Football Journal

【第7節 vs 千葉】レビューコラム/原点回帰で無失点に抑えた守備と、クラブ&リーグの最年少得点記録を更新する神代慶人のプロ初ゴールで手繰り寄せた、今季のホーム初勝利。

 83分に得たコーナーキック、跳ね返されたボールを拾った熊本は、東山達稀と豊田歩のパス交換から左サイドをえぐる。これも一度は相手に奪われたが、風間宏矢からボールを奪い返した豊田がエリア内でファールを受けてPKを獲得。終盤に迎えたヤマ場でボールをセットした交代出場の神代慶人は、たっぷり時間をかけて気持ちを整え、「自分のリズムで」「得意な方に」「思い切り」右足を振る。

 強く蹴られたボールは、コースを読んで反応した千葉のGK鈴木椋大が伸ばした手に触れることなくゴール左隅に吸いこまれ、熊本が先制。昨年の天皇杯で道脇豊が記録したクラブの最年少得点記録とともに、J2リーグの最年少得点記録を更新する16歳5ヶ月と5日のプロ初ゴールが、4試合ぶりとなる今季のホーム初勝利をもたらした。

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