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【TOPICS】新体制発表で今季のスローガンやユニフォームを発表

ロアッソ熊本は14日、熊本市中央区の熊本城ホールメインホールで2023年シーズンの新体制発表を行なった。

冒頭、株式会社アスリートクラブ熊本の永田求代表取締役社長が「昨季、J1には上がれなかったが、『これがJ1かな』という景色を垣間見ることができた」「初戦から力強く背中を押していただけると、共通の夢にぐっと近づけるかなと思っている」と挨拶。

続いて、同社の藏原信博専務取締役がクラブ理念とビジョン、そして今季のスローガンについて説明。

「県民に元気を 子どもたちに夢を 熊本に活力を」という理念の実現に向け、「真っ赤で笑顔あふれるスタジアム」「J1へのチャレンジ」「世界にはばたく選手の育成」「日本一地域に根ざしたクラブづくり」といったクラブビジョンをもとに具体的な活動を行なっていること、トップチームからジュニアまで、一貫した「フットボールフィロソフィ」に基づいた選手育成に着手している成果として、アカデミーでも成果が出始めていることなどに触れたのち、昨季J1まであと1歩に迫ったことを受け、チームだけでなくクラブ全体が次の高みに挑む意志を表現した、「挑め! 高みへ」という今季のスローガンを発表した。

その後、「火の国もりあげタイ!」の担当選手発表に続いて、選手たちが背番号順に3つのグループに分かれ、サポーターから事前に寄せられた質問に答えるトークコーナーを経て、今季のユニフォームと公式トレーニングウェア、練習用トレーニングウェアのお披露目。

サプライヤーはこれまで通りプーマジャパン株式会社で、ユニフォームパートナーは胸に平田機工株式会社、背中に高橋酒造株式会社、鎖骨左に株式会社RKK CS、鎖骨右に株式会社アウトソーシングテクノロジーとなっている。

パートナー企業を代表して挨拶した平田機工株式会社の取締役常務執行役員・藤本靖博氏は、「育成型のチーム作りが実ってきて、『ロアッソ熊本には価値がある』と感じていただき、支援の輪は広がっている。しかし現実はまだ厳しく、収益ではJ2平均にも及んでいない。ただ、熊本の経済規模を考えれば大きなポテンシャルがあり、パートナー企業、アスリートクラブ熊本、サポーターが手を取り合い、いろんなことに取り組めばますますの発展を実現できると思う。いつJ1に行っても支えられる環境を作っていきたい」と述べた。

最後は、今シーズンのキャプテンとなったMF平川怜が挨拶。「昇格まであと1歩に迫ったが、自分のシュートが入らずに昇格を逃した悔しさもある。責任を負ってプレーすることで成長できたので、今シーズンは昨年以上の結果を求め、去年以上のチームを作って、パートナー企業やサポーターの皆さんの思いを胸に、ピッチで躍動する姿を見せられるように頑張っていきたい」と決意を口にした。

自身のキャリアでも初めて同一チームでの4シーズン目を迎える大木武監督は、「私自身、楽しみで仕方ない。皆さんと一緒に、ハラハラドキドキだと良くないので、ワクワクドキドキできるシーズンを送りたい。みんなで楽しみましょう」とサポーターに呼びかけた。

 

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