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【TOPICS】熊本在籍経験のあるGKシュミット・ダニエル選手がカタールW杯に臨む日本代表メンバーに選出!

1日午後、今月開幕するFIFA ワールドカップカタール大会に臨む日本代表メンバーが発表され、2014年、2015年に期限付き移籍で熊本に在籍していたGKシュミット・ダニエル選手が選出された。W杯を経験した選手がチームに加入したことはあるが、熊本でプレーした選手が本大会の代表メンバーに選出されるのは初。

同日21時からベルギーと日本を結んでオンラインで記者会見が行われ、彼が育った宮城県をはじめ、プロとして在籍した仙台や熊本、松本山雅FCといったチームの地元メディア、中央大学時代の恩師やチームメイト、ファンら120名ほどが会見に参加。チャットで質問が受け付けられたこともあり、フランクな雰囲気の中、本大会への意気込みなどを肉声で届けた。

その中で、熊本については「試合に出場して自分の可能性が広がっていくのを感じられて、いちばん成長できた時期。自信もすごく、シュートに対しても『かかってこいい』というメンタルでプレーできていた。ロアッソでの経験がなければ間違いなく、今の自分はないと思っている」と振り返り、自らのキャリアを変えてくれた指導者として、当時のチームでGKコーチを務めていた澤村公康氏の名前を挙げ、「成長を実感できたし、一緒に仕事ができた半年は毎日が楽しかった」と振り返った。

本大会に向けては、「誰もが行ける大会ではなく、選出されたことで1つの夢が叶った。世界に向けてアピールするチャンスにもなるので試合に出るのが目標だが、チームを勝利に導くパフォーマンスをして、チームの目標であるベスト8以上に貢献したい」と述べた。

川崎の谷口彰悟選手の選出と並び、熊本にとっても嬉しい話題で、本大会での活躍を期待したい。

 

熊本時代のトレーニングでのひとコマ。試合出場を重ねて経験を積み、自信を深めていったのは、今のチームの選手たちにも通じる

 

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