【ゆきラボ】2023年振り返り/ドイツ国内事情編
こんにちは!先週は風邪でダウンしてしまい、更新が滞ってしまったゆきラボです。すみません。
今回と次回の2回にわたって、当コラムの一年間を振り返ってみたいと思います。
2023年の記事を読み返してみると、まず公共交通機関でのマスク着用義務が公式になくなったのが、2023年2月のことでした。どこへ行くにもマスクが必須だった時期はずいぶん過去に遠ざかってしまった気がしていましたが、意外とまだ今年の話だったんだな、と思ってしまったのがこちらの記事です。
2023年末現在、ニュースではもう日々の新規コロナ感染者数が報じられることはなくなっていますが、インフルエンザなどの季節の感染症とともに、今年も静かにコロナは猛威をふるっています。病院によっては、一日の受診者のうち4分の1がコロナ患者というケースもあり、マスクの着用義務復活や、人が集まる行事などに制限をかける必要があるのではという声も聞かれていますが、それほど本格的な動きにはなっていないようです。
プーチン政権によるウクライナ侵攻から1年が過ぎ、シリア・トルコでも大きな地震が起こりましたが、そんな中で久しぶりのカーニバル(ファスナハト)が開催されたのは2023年の中では明るい話題の1つだったと思います。ただ、相変わらず厳しいインフレが続いており、このファスナハトをはじめとして、ドイツの社会や生活のことを書こうとすると、何を書こうとしても「物価高が」「エネルギー価格の高騰が」が枕詞になってしまいがち。この状況、来年はもう少しマシになっているといいのですが。
6月には、改札がないドイツの鉄道の話や、セルフレジがまだそれほど普及していない話をコラムで書いたのですが、2023年の後半にかけて、新しくオープンしたり改装したりしたスーパーが次々とセルフレジを導入しはじめました。夏の旅行で訪れたオランダや、冬に何度か足を運んだスイスでも、かなり頻繁にセルフレジを目にしました。上のコラムの締めに「レジはほとんど有人だけど、電車の改札がないドイツ。無人レジは増えてきたけど、電車にはしっかり改札のある日本」という一文を書いたのですが、この景色も来年にはずいぶん更新されていそうです。
後半も今年の振り返りを続けます。
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