中野吉之伴フッスバルラボ

子供の成長には広い視野が必要。たくさんの環境がかかわって大きくなっていく

こんにちは。
管理人の木之下です。

本日は最新記事の更新日ですが、中野の体調などを考慮し、今回は更新を明日に延長することといたしました。

毎回楽しみにしてくださっている会員の皆様には、深くお詫び申し上げます。

このWEBマガジン上でお伝えしているとおり、先々週の講習会、クリニック等に見学させてもらいました。そこで選手と指導者と保護者の様子を見て、また直接ふれ合って感じたことに、「関わり合い」があります。

たとえば、よくサッカーなら技術と戦術は切り離せないと言いますが、そこもある要素とある要素の関わり合いです。別の視点から見ると、選手と指導者の関わり合いがあります。その一つが信頼関係です。これがないと、どんなに経験豊かな優秀な指導者であっても、選手が心閉ざしてしまえば彼らの思いや意図が通じず、成長につながりません。

他にも、指導者と保護者の関わり合いがあるでしょう。保護者が試合中に指導者が行うべき領域にまで足を踏み入れてしまったら、子どもはどちらを選んだらいいのでしょうか。また、クラブと地域の関わり合いもあります。クラブが活動をするとき、練習中に起こる様々な音が地域に騒音だととらえられてしまったら活動そのものを行うことができなくなってしまいます。

このように、子どもたちは様々な関わり合いの中で成長していますし、彼らが育つ環境が構成されているのです。だから、ある一部分を切り取ってそこだけを改善したりレベル向上をはかったりしても「子どもが育つ環境になったか?」と問われたら、また別の違う問題が潜んでいる可能性があるかもしれないのです。

何が言いたかといえば、子どもの成長には広い視野が必要だということです。保護者をはじめ、先生や指導者といった近しい大人たちだけが子どもたちの成長に関わっているだけでなく、それ以外の多くの大人が、たくさんの環境が関わって大きくなっているのです。

一人では子育てはできない。

それを大人がどこまで考え、行動できるかが子どもの将来につながっていくことを自覚させられた年初めの1月となりました。私たちも二人では何の力も持ちませんが、各々がそれぞれの活動の中で出会った方々と今後もより良い関わり合いを持っていけば、それがやがて大きな力になっていくと信じています。中野も残り少ない日本での活動に尽力しながら、この思いを共有しているはずです。

何か気の利いたことを書こうと努力しましたが、結局は単なるつぶやきで終わってしまいました。ここで終わらせても何もしていないと思われるので、一つお知らせを。

近々、私のコンテンツ「管理人室 ときに劇的に」で空きになっている「障害者とフットボール」を寄稿いたします。

タイトルは「ノーボーダー」(ほぼ決定かな…)。

こちらは無料配信の予定ですので、
ぜひご一読してみてください。
では、私も福岡より東京に帰ります。

管理人 木之下潤
【twitter】@jun__kinoshita

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