「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第11節 福岡-G大阪】「無失点で終える強い気持ちと意識とプレーを表現できた」/長谷部茂利

2024明治安田生命J1リーグ 第11節
日時:2024年5月3日(金・祝)16:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/10,791人
結果:アビスパ福岡 1-0 ガンバ大阪

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「点数そのものは信じられないようなゴールでしたね。素晴らしかったです。その前の20分ぐらいは、ずっと攻められたワンサイドゲームだったと思いますし、そこでシュートを簡単に打たせない、またそこで耐え忍んだことがチームの良さでもありますが、その時間を、回数を、短く、少なくしたいんですけども、今日のところはあそこで上手く守備ができなかった、ボールを奪えませんでした。それでも点数は取られていないので守備としては機能していたというか、その点数を取るまでの間が今日のゲームのポイントになったのではないかと思います。終盤は、もしかしたらどちらもゴールという流れだったと思いますが、チームのスタイルと言うんですかね。自分たちが無失点で終えるという強い気持ちと意識とプレーとが上手く表現できたんじゃないかなと思います」

Q:シャハブ選手のスーパーゴールをより貴重にさせたのもアビスパが大事にする全員での連動した粘り強い守備があってからこそだと思います。その辺りの評価と後半になってハイプレス、高い位置からのプレスがより効果的に機能するシーンが増えましたが、どういったメッセージを選手に伝えてピッチに送り出されたのでしょうか?
「1つ目はやはり自分たちの守り方、できれば高い位置でボールを取りたいんですけれど、相手のゴールプレイヤーとDFラインの選手、ボランチの選手も含めてボールを動かすのが上手な選手たちですので、かと言って前からは行かないわけではなくて、(前半から)前からは行っていたのですが、押し込まれてしまった形、またカットボールを簡単に相手に渡してしまうというので上手くなかったですね。その辺が押し込まれた理由だと思いますし、そうありたくなかったのは実情です。ただ、後半に入って自分たちがもう少し前から(プレス)に行けると思うというメッセージと、選手たちからもそういう空気を感じていたので、『もう少し前から行きたいね』『ミドルサードの時に自分たちの姿勢、アグレッシブさを出したいね』という話をして、それを実行していく中で、相手が少し困ったのかなと。リードしているだけに引いて守るという意識になりがちですが、そうならないようにという意味でそういうメッセージを選手たちには伝えたつもりです」

Q:今日リーグ戦で初スタメンになった佐藤凌我選手の評価をお願いします。
「非常に良かったと思います。前半は守備に追われてなかなかボールを触れないでという感じでしたけども、出場時間も長くなりましたし、その中でチームの役割を全うしてくれて、もしかしたら本意ではなかったプレーも多かったと思いますが、それでもチームのためによくやってくれたと思います。評価は高いです」

Q:すぐ中二日で次節があるということで選手の疲労も考えてというところもあると思いますが、選手の交代に関してその辺りも考えてのところもあったのでしょうか?
「考えたのは今日このゲームに勝つことだけです。次のゲームに向けて早く休ませようとかケガをしたら困るとかいうのは全くありません。このゲームに勝つ為にという考えのもとに出しました」

[武丸善章=取材・写真/中倉一志=構成]

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