「football fukuoka」中倉一志

【レポート J1第4節 福岡-FC東京】1-3の完敗も最後に見せたアビスパらしさ。自分たちに矢印を向けて浦和戦に向かう

2024明治安田生命J1リーグ 第4節
日時:2024年3月16日(土)13:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/8,043人
結果:アビスパ福岡 1-3 FC東京
得点:[FC東京]長友佑都(28分)、荒木遼太郎(32分)、バングーナガンデ佳史扶(57分)、[福岡]松岡大起(82分)

苦しい戦いだった。ホーム初勝利を目指して迎えたFC東京戦だったが前半を終えて2点のビハインド。選手を代えて、システムを4-4-2に変えて反撃を試みた後半も、57分に3点目を失った。だが、熱い応援を送り続けるサポーターのためにも、このまま終わるわけにはいかない。そんな想いが選手たちの推進力を生み、その姿を見てサポーターのチャントと手拍子が大きくなり、そして選手たちは背中を押されてゴールに迫る。

そして82分。そんな想いが形になる。起点になったのは右サイドでボールを受けた紺野和也。その左足からのクロスボールを岩崎悠人が頭で落としてシャハブ ザヘディへ。シュートには持ち込めなかったが、倒れながら左足でつないだボールに松岡大起が左足を振り抜いた。松岡の雄たけびとともに沸く大歓声。「俺たちはまだやれる」。チーム、ファン、サポーターのそんな想いが生んだゴールだった。

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