【無料記事】【選手コメント 天皇杯準決勝 川崎－福岡】「我々はみなさんにもっともっと良い景色を見せたい」／グローリ／前寛之

2023年10月10日 19時09分　
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天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 準決勝
2022年10月8日（日）15:30キックオフ
会場：等々力陸上競技場／18,547人
結果：川崎フロンターレ　４－２　アビスパ福岡
得点：［川崎］山村和也（５分）、［福岡］金森健志（42分）、［川崎］橘田健人（53分）、マルシーニョ（70分）、レアンドロ　ダミアン（81分）、［福岡］鶴野　怜樹（90+6分）

◎ドウグラス グローリ選手（福岡）；
Q:敗れてはしまいましたが、堂々と戦って３位という結果を得た天皇杯でした。今日の試合を振り返っていただけますか？
「まずこの大きな大会でベスト４まで来れたということは非常にチームとしても、個人としても嬉しいですけれど、こういう難しい試合になるというのは最初は分かっていました。ましてや川崎さんのホームで試合をしなければいけない、彼らはこういう試合にすごく慣れていて、経験豊富な選手もたくさんいて、非常に良いゲーム展開をされてしまいました。我々は前半の早い時間に先制をされてしまったんですけれど、そこで下を向くことなく追いついて、さらに逆転できるという試合展開に持ち込むことはできましたが、やはり相手の良さや経験といったところで２点目、３点目とやられてしまいました。どうしても点を取らなければいけない状況になり、そのためオープンな展開になって最終的に４失点してしまったんですけれど、そういうところは大きな勉強になったんじゃないかなと思います」

Q:試合が終わった後のサポーターはチャントを送り続けてくれて、まだまだこれからだという意思表示のように感じました。
「まずこんなに多くのサポーターがアウェイに来てくださったというのは、私のキャリアの中でも多くはないことでした。遠いところまで来てくださるのは本当に素晴らしいことですし、こうやって負けても最後までエールを送ってくれる本当素晴らしいサポーターだと感じています。今日の試合結果は残念ですけれど、次は名古屋とのルヴァンカップの準決勝第１戦がホームでありますから、そこに多くのサポーターに来ていただいて、我々はみなさんにもっともっと良い景色を見せたいと思っています。チームとして成長していくためには、こういう試合を経験しなければいけませんし、今日は学んだことがたくさんあると思うので、そういうことを次の名古屋戦に活かして同じことを繰り返さなければ勝ち進めると思っていますし、勝ち進むことでサポーターのみなさんに喜んでもらえるのではないかと思っています」

◎前寛之選手（福岡）；
Q:残念な結果でしたが、チーム一体となって手にしたベスト４でもあります。まず今日の試合を振り返っていただけますか？
「悔しい敗戦ですし、やはり優勝しないとこういう大会は意味がないと思うんで、次に駒を進めることができなかったので悔しい気持ちしかないです」

Q:２点目を取られるまでは互角に戦っていたように思います。
「やれた時間と、やれなくて失点した時間があって、前半に村くん（村上昌謙）がＰＫを止めて、同点で折り返すことができた中で、次の１点が大事になるとみんなで確認し合って中に入りましたけれど、やはりあの時間での失点はダメージはでかいですね」

Q:アビスパにもチャンスはありましたし、流れ的にはやれるという感じもありました。敢えて差を見つけるとすると、どういうところになりますか？
「後半にゲームの流れも、決して良い流れだったというか、悪くない流れだったので、そういう攻防をやり合っている中で、ああいうところで最後はディフレクションでという形になりましたけれど２点目を取られた。ゴールにボールが入るか、入らないか、そういうところの差だと思います」

Q:長谷部監督は会見で悔しいけれども、まだチームは生きているとおっしゃっていました。
「もう負けた以上切り替えるしかないですし、悔しさしかないですけれど、中２日でもう名古屋あるんで、もう切り替えて、そっちに向けてやっていくしかないですね。残念ですけれど、いい意味で忘れるしかないんで、全員でしっかりと次に向かっていきたいと思います」

［中倉一志＝取材・構成・写真］