「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第25節 京都-福岡】「これで終わりではない。また精度を上げる意識を高く持って挑む」/長谷部茂利

2023明治安田生命J1リーグ 第25節
日時:2023年8月26日(土)19:03キックオフ
会場:サンガスタジアム by KYOCERA/9,830人
結果:京都サンガ 2-0 アビスパ福岡
得点:[京都]原大智(14分、24分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「簡単に失点してしまったところ、そこが早かった。前半で0-2、そこが良くなかったことと、相手の退場も含めて自分たちが1人多いのにシュートチャンスが少なかった。また決定機が何回かあったけれども決めきれない。そこの回数を多く作れなかったことと、そこで決めきれないことの質、そこが実力不足、まだまだそこまでいってないなと。ただそこへ自分たちは突き進んでるので、これで終わりではなくて、残りのゲーム、リーグ戦もカップ戦もある中で、一工夫して、また精度を上げる意識を高く持って挑む、そういうことを選手に話しました。今日は本当に残念です。責任も感じますし、怪我をしてしまった選手もいますし、ちょっとショックの大きな結果でした」

Q:前半の2失点がすべてだったと思いますが、ただ強度合戦のようになって、ムキになってぶつかりにいって相手に上回られて、それを続けているうちに失点してしまったように感じます。何か他にやりようもあったのではと思いますが、いかがでしょうか?
「おっしゃる通り、その面で負けていたこと、出足だったり、当たりだったりというところは負けてはいけないし、引き分け以上に持っていかなくてはいけない。回数が相手の方が良かったことが多かったので、そこは修正しなくてはいけないし、また違った角度からプレーを変えていくというところで言うと、セカンドボールを拾う回数は相手の方が多かったし、そういう立ち上がりのところ、入り方、試合の入りが少し相手の方が上だった、上回られた、そこはあると思います。それは今日に限ったことではなくて、これまでもそういうこともありますし、全部ではありませんが上回ることもありますが、今日は相手にやられてしまったと、そんな印象です」

Q:相手が10人になってからですが、確かに相手は守っていましたから簡単ではなかったと思いますが、とにかくクロスを上げるという攻撃になっていましたが、何かクロス以外の方法でチャレンジをするようなことがあってもいいんじゃないかなと思って見ていました。その点については監督はどのようにお考えでしょうか?
「おっしゃる通り、クロスだけで点数が取れるほど甘くないし、シュートにもいけない、いけていないし、そういう意味では、他のプレーも選択して繋がりを持ってゴールに迫る形を取っていかなくてはいけないと思います。ただハーフタイムに私がクロスからの得点を促したことが強く(選手の)印象に残り、そこにトライして、その回数、形が増えたのは事実なので、責任を感じます」

Q:高さのあるFWの対策というところで、何か試合前に準備していたこと、想定と違ったところはありましたでしょうか?
「出てくる選手が背の高い選手は1人だった、そこは想定外でしたけれども、そこでやられたというよりは違うプレーでやられたというような印象です。自分たちが出足しとかセカンドボールとか、球際のところで引き分け以上が取れなかったというのが大きいかなと、そんなふうに思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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