「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】軸足をぶらさずにアビスパに関わるすべての人たちとともに未来への一歩を踏み出したい:【フットボールな日々】

新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。おかげさまでアビスパ福岡の取材を始めてから25年目の春を迎えることができ、当サイトは運営開始から10年目、YouTube Live INSIDE FUKUOKAは13年目を迎えることができました。これも、多くの方たちに支えられてきたからで、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

この24年間で何ができたのかと問われれば、ただ、ただ、アビスパを見てきただけで特別なことは何もやれていないというのが実情で、メディアをめぐる環境が大きく変わり、加えて新型コロナの流行を機に取材環境も大きく変わる中で、今後の取材活動や発信内容についても変化を求められている難しい状況にありますが、愚直に現場に足を運ぶというスタイルをぶらすことなく、今年も公式戦のすべてに足を運びます。引き続き、お付き合いいいただけれはば幸いです。

さて、アビスパはJ1で3年目のシーズンを迎えます。J2との昇降格制度が実施されるようになってから、3年連続でJ1を戦うのはクラブ史上初めてのことで、今年もまた新しいチャレンジが始まります。昨シーズンの戦いが物語るようにJ1での戦いは簡単ではありません。今年も1試合、1試合、難しい戦いが続きます。その一方で、様々なアクシデントに見舞われる中でJ1残留を決めた姿からは逞しさを感じることもでき、着実に力を付けてきていることも間違いありません。

そんなアビスパにとっての2023シーズンは、川森敬史代表取締役社長の言葉を借りれば「J1定着王手」の年。現時点(1月1日)では、2023シーズンを戦う陣容は確定していませんが、新しいメンバーで臨むシーズンは、ここまでの長谷部アビスパが見せてくれたように、私たちに、まだ見ぬ戦いや世界を見せてくれるはずです。そんなチームをみなさんと一緒に後押しできればと思っています。

当然のように、思うようになることもあれば、そうでないこともあります。しかし、この3年間でアビスパが示してくれたように、どんな状況になっても軸足をぶらすことなく、真摯に自分と向き合いながら、チームとともに戦っていきたいと思っています。そしてアビスパの代名詞となった一体感を乱すことなく、クラブ、チーム、ファン、サポーター、そしてアビスパに関わるすべての人たちと一緒に、まだ見ぬ景色を見たいと思っています。
本年もよろしくお願いいたします。

[中倉一志=文・写真]

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