「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 YBCルヴァンカップ第6節 FC東京-福岡】「多くの人間が関わって奮闘してくれた」/長谷部茂利

2022Jリーグ YBCルヴァンカップ 第6節
2022年5月18日(水)19:03キックオフ
会場:味の素スタジアム/4,532人
結果:FC東京 0-0 アビスパ福岡

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「引き分け以上で2位以上ということだったので、それも踏まえての戦いでした。これまで5戦、グループリーグを突破しようということでチーム一丸となって戦ってきました。得点は取れませんでしたけれども失点せずに引き分けになりました。突破できて良かったです。次に向けて準備をして、もう一つ上がれるように、チームでもう少し攻撃の部分、得点を取れるような、そんなふうに6月に準備したいと思います」

Q:6年ぶりのグループリーグ突破です。この点について、どのようにお考えでしょうか?
「J2にいたこともありますが、いつまでもグループステージ敗退というわけにはいきません。そういう意味で、クラブが少しずつ発展していくためには新たにクラブの記録をということで、カップ戦ベスト4、そしてリーグ戦の方もということで頑張っていますが、今回はグループリーグを抜けたということで、良いニュースを福岡に届けることができたのではないかと思っています。また、限られた人間、限られた選手だけではなくて、多くの人間が関わって、多くの出場機会を得て選手たちが奮闘してくれました。それも良かった、そういうふうに思っています」

Q:今日は終盤に志知選手をFWの位置というか、一番前に入れましたけれども、あの意図を教えてください。
「金森に少し疲れが見えていたので、ああいう状態で無理をすると怪我もありますし、決勝戦ではないので無理をするところではないという判断と、志知はあそこのポジションができると偶然知っていたのでやってみました」

Q:今日の試合を引き分けに持っていこうという選択をされたタイミング、時間帯はどのくらいの時だったのでしょうか?
「最後のCKになったところで、選手たちの様子を見てショートコーナーにしようということでした。最後の数分です」

Q:志知選手を入れたタイミングというのは・・・
「いや、勝ちにいくというか先制点を取りにいこうということでした。志知は『先制点を取ってきます』と言って出て行きました」

Q:川崎戦からメンバーを全員入れ替えて、リーグ戦での出場機会の少ない選手たちで臨まれましたが、非常に奮闘されていました。特に守備については監督はどのようにご覧になっていらっしゃったのでしょうか?
「強度や質のところで言うと、まだまだ物足りなさはあるんですけれども、今日、みなさんに見ていただいた通り、ある程度はできます。これが我々、アビスパ福岡のスタイルで、何人かができるのではなくて、何人かは何もできないということでもなくて、多くの人間がチームプレーをできます。そこに関しては守備のところは、ある程度トレーニングを積んで、選手たちも理解をして実行できています。また、次に質問されると思いますが、攻撃のところは、全員でまた修正、修正して、少しでも高めて得点を取れるようにというところです。守備と攻撃が正反対になっているんですが、もう少し上げていかないといけないなと思っています」

Q:プレーオフの相手は鹿島です。鹿島戦を勝ち抜くためのポイントはどういったところになってくるのでしょうか?
「そこを突破するのは恐らくそうとう難しいと思いますし、強い相手だと思います。ただ、自分たちが勝てない相手ではないと思います。ですから、その可能性にかけて、いい準備をして最大出力で挑んで行く。挑戦者ですね。そういうふうに考えています」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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